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惜別時代を生きる [心の風景]

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哲学の道では、桜が満開、お空は雲一つなく全開!

陽気漂う明るい日の中を手をつないで歩く若者!

彼らの姿に郷愁にもにた気持ちがわき起こった。


私にも遠い遠い昔、青い山脈を越えた時代があって

彼らのように歩いた学生時代があった。

今では、遙か遠い遠い昔、それは確かにあった。


あの頃は、学生運動に明け暮れ、恋人と愛を語り

学友と酒を酌み交わし、夜を徹して語り合った。

生きる意味を問い続けた。

自分の人生を問い続けた。

勉強は、教室より図書館

ニーチェにカント、サルトルにマルクス、ゲーテにヘッセ、

丸山真男に高村光太郎、阿部次郎に西田幾多郎

卒論は、ヘーゲルの弁証法だった。


今は、遙かな人生を学生時代の恋人を妻として歩いてきた。

そして、生に対して永遠の別れをする時代を生きています。

まさに生に対する惜別の歌が聞こえる所まで歩いてきたんだと実感します。

私たち二人の惜別時代です。

この時代は、思い出が遙かな時空をこえて、学生時代に瞬時に連れて行ってくれます。

よみがえる青春がわき上がる感動を連れてきてくれる。

それは単なる思い出ではなく、今も生きた命の叫びのように感じます。

それが惜別時代を生きる人間の”思い出”だと思います。


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やっと訪れた春の盛り!

ヨシガモのカップルもハナイカダの中で、愛をはぐくんでいるようです。

春は、生命の謳歌の季節ですね。



最後まで、おつきあいいただきありがとうございました!



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大震災の中で [心の風景]

能登半島の大震災が発生して、はや1ヶ月半すぎたけど
未だに断水など復旧が遅々としているように思えてなりません。
この寒さの中で耐えている避難者の方々を思うと人ごとではありません。
私は「新潟県中越地震」での「山古志村」の人々の対応を思い出します。
2004年10月23日17時56分、地震発生
以下はウエザーニュースからの引用ですが簡単によくまとめられているので借用です。
  『震源に近い山古志村は震度6強を記録し、さらに断続的な余震に襲われました。
  人口約2100人の村は死者5人、負傷者25人、全壊622棟の被害を受け、
  村内では地滑り329か所が発生して道路は寸断され、村は孤立しました。
  震災から2日後の10月25日、山古志村は避難勧告を避難指示に切り替え、
  全村民はヘリコプターで長岡市内の8か所の避難所に運ばれました。
  当初はヘリから降りた順に避難所に入りましたが、10日後に村内にある14の集落ごとに
  組み直し、日頃の人間関係のつながりをくずさず、集落単位にしたことで
  村民に安心感が出てきました。
  当時の長島忠美村長が「帰ろう山古志へ」というキャッチフレーズを打ち出しました。
  避難所から移った仮設住宅でも集落単位で入居し、そこに村役場や農協の店舗、
  郵便局も移ってきて村民たちの帰村への思いが募ったといいます。
   震災から半年後の2005年4月、山古志村は長岡市に編入合併されました。
  旧村民の「帰ろう山古志へ」という願いは変わりませんでした。
  長岡市郊外の仮設住宅で暮らす主婦たちは、近隣の農地を借りて
  「畑の学校」という営農グループを立ち上げ、地場野菜を生産して販売したり、
  郷土料理をつくりました。「いきがい健康農園」という市民農園をつくり、
  営農も始めた人たちもいました。
  仮設住宅でも村で暮らしていたときのように生活することで、
  帰村に向けて営農意欲を維持することができたのです
  震災から3年2か月後の2007年12月、旧山古志村で「帰村式」が行われました。
  地震発生時の7割にとどまりますが、全集落の約1400人が帰村しました。』
地域社会の連帯の姿を教えられました。
「帰ろう 山古志へ」のスローガンには、目頭が熱くなる思いがしました。
当時の村長さんの指導力にも感動しました。
能登半島のみなさんも力を合わせ、故郷の復興をみごと成し遂げてほしい。
さて、私の日常ですが、ささやかなことが楽しみになりました。
庭の紅梅が咲きました。
ほとんど日の当たらない場所なのにしっかり花を咲かせて元気です。
そばでは千両がの実も。
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午後のテーブルのスタンドが日の光を受けて、まるで点灯してるような穏やかな感じ!

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散歩に出ると出会うのは、沢山の実を未だに付けたマユミ

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疎水の土手には、ひっそりとリュウノヒゲ

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華やかなのはひとり山茶花

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日本画のような写真が撮れた。

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店頭では、雀が餌を待ちかねて寄り集まっている。

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散歩道では、小さな男の子がペタルのない自転車に乗り、大はしゃぎ!

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まるでブラウニングの詩ではないけど「世は事もなし」という思いがします。
これが一番の幸せなのかもしれません。
世の中、戦争や災害で塗炭の苦しみの中にいるときに
方や、のどかな日常生活を楽しんでいるということに、申し訳ない気分です。
世界中のみんなが、のどかで平和な生活が出来ることを願ってやみません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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繰り返し消えずによみがえる「ぬくもり」 [心の風景]

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哲学の道を毎日のように散歩していると

いろな人とお近づきになり、交流が始まる。

それは、ある意味、いろんな人生との出会いでもあります。

なかには、地域の隅々まで知り尽くしているような方にも出会います。

そこで、いろんな人の人生が聞ける。


さらに、出会いは人だけでなく、犬たちとの出会いも楽しい。

突然すれ違った小型犬に吠えられてびっくりしたり

大型犬がしっぽを振って愛想よくすり寄って来られたり

老齢でもう歩けなくなり、乳母車でお散歩という姿もある。


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なかでも、私のお気に入りは、16歳の柴犬

歩き方からして、ヨボヨボな感じ。

それぞれの前足と後ろ足を同時に出して歩くのだ。

普通は4本足をばらばらに動かして、軽やかに歩くのですが・・・

だから、遠くからでもその柴犬はすぐわかるのです。

散歩が大嫌いな犬で、抵抗して歩こうとしないこともあります。


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エアコンの下が大好きなのだが

能登地震があって以来は、テーブルの下で寝るようになったという。

賢い柴犬です。


私も以前、甲斐犬を飼った事があります。

ある雨上がりの朝、玄関の前に、震えながらヨロヨロと、どこからともなくやってきた。


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飢えているようだったので、食物を与えたら、それっきり住み着いた。

ポロと名付けたその犬は、一時も離れたくないとばかり、私から離れようとしなかった。

広い庭を走り回り、芝生の上で、よくたわむれたものだった。

でも出会って27日目に交通事故に遭い、悲しい事になってしまった。

で、庭の隅の銀杏の木のそばに埋めて墓標を作った。


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本当に印象深く、愛おしい犬でした。

私も大泣きしました。


ポロと戯れ、抱きしめた時のポロのぬくもりが手に残った。

それが今でも犬に触れると手によみがえり、ポロを思い出す。

この手の「ぬくもり」は、私にとってポロの形見です。

ポロと生きた証です。

以来、生き物は飼っていません。


死別の悲しさでポロの姿が脳裏に焼き付きました。

愛犬を飼っている人は、みんな同じような気持ちや経験があるのではないでしょうか。

生きるということは、素晴らしい事ですが、すごく悲しい事もあります。

それが私たちの心を豊かにしてくれるのではと思います。




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太陽はひとりぼっち! [心の風景]

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心がほっこりしているようなとき、

自分でも思いもよらない要求に動かされて

実行してしまうようなことがあります。

心が解放されると、なにかそれまでと違う世界が脳裏を占める事があります。


私はそのような状況の中で、あるとき突然、ある映画がすごく見たくなりました。

自分でもびっくりです。

その映画が「太陽はひとりぼっち」でした。

映画館では、見ることが出来ないのでDVDを買いました。


原題は、失墜という意味ですが

日本では「太陽はひとりぽっち」という粋なタイトルに変更されています。

この時期「太陽がいっぱい」だとか「太陽のかけら」だとか

とにかく「太陽」が日本ではもてはやされていましたね。

しかし、映画は、まだ白黒映画の時代です。


余談ですが

青春時代、授業をサボってイタリア映画「刑事」を見るために映画館に行きました。

主題歌の「死ぬほど愛して」も不朽の音楽だと思います。

クラウディア・カルディナーレが、逮捕されて車で連れて行かれる恋人の後を

彼の名を叫びながら、走って追いかけるラストシーンがすごく印象的でした


少し遅れて「太陽はひとりぽっち」が日本で上演されたのは、私の青春時代

でも、私は予告編とテーマ音楽しか知らずにきました。

アラン・ドロンとモニカ・ヴィッティが、工事中の建物の角で語り合う風景が

脳裏に焼き付いていました。


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当時、モニカ・ヴィッティのなんともアンニュイな雰囲気に魅了されていました。


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また、主題歌と音楽が大好きで、最高傑作だと自分では思っています。

ミーナの歌声が心に響きます。


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(クリックすると曲が聴けます)      


しかし、時の流れは何人でも止められません。

主演のアラン・ドロンは、88歳でほぼ臨終の状態

モニカ・ヴィッティは、悲しいかな2022年2月2日、90歳で他界しています。

一つの大きな時代が回ってしまった感がします。

私もこの流れにひかれて行きそうです。

浄土真宗の御文章 「白骨の章」ではないが

「されば、朝に紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」です。


最後まで、おつきあいいただき、ありがとうございます。




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不治の病を抱いて生きるーカミングアウト [心の風景]

本格的な冬の訪れで、寒さがつのりますが、

雪国の方々、特に高齢者の方々の苦労を思うと心が痛みます。


今年も押し迫った12月20日に私は、

「肺動脈性肺高血圧症」(PAH)という心臓の病の宣言を受けました。

この病気は、厚生労働省の「難病」に指定されている病気で

発病の原因が不明で、完治の方法もまだ研究中です。

2020年現在、この病気の患者は全国で4230人だそうです。

三年生存率95.7%、逆に15年で94%の死亡率だそうです。


私はこれまで、肺がんの手術を受け、肺炎で苦労し、

重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)を煩っています。

この病気で2度緊急入院をして、命拾いをしました。

妻には大変苦労をかけています。

現在在宅酸素療法を受けています。

それでも、うつむく作業は出来ません。

床のものを拾うことさえ、難しい状態です。

でも、歩くこと自体が非常に困難を伴いますが、

頑張って散歩を続けています。

散歩には、何時も妻が付き添ってくれるので感謝しています。

この病気もよくなることのない不治の病です。


あれこれ思い悩むんではなく、残された命を大切に

生きてる喜びを感じながら、楽しく暮らしたいと思っています。

出来ることがだんだん少なくなっていく中で

今できることを生かして、明るく生き抜きたい。

しかし、風邪を引くこと自体、命の危機に陥るので

用心を重ねて、この冬を乗り切りたいと思います。


今回は、私たち夫婦が勝手に名付けた「木漏れ日の小径」を散歩しました。

今年は気候が変で、大好きなナンキンハゼの紅葉が見れませんでした。

見るも無惨な姿で立っていました。

昨年は、写真のようにきれいに紅葉をしていました。


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秋の終わりは、ドウダンツツジの紅葉が一際目立ちます。

このツツジの赤い葉の色が、私はすごく気に入っています。


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モミジも黄色の姿も捨てたもんではありません。

緑の中で光っていました。


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木漏れ日を浴びた紅葉がひときは存在感を強調していました。


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民家の入り口と電柱で紅葉している葉の広い植物が印象的です。

植物の名前は、わかりません。


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白壁に影を落としてそびえる紅葉は、見応えがあります。


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小径の片隅に、妻が一人遊び!

うまく出来たと喜んで、私に見せてくれました。


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無邪気な妻が愛おしく思います。


空は青空、赤い実を付けた枝が風に揺れています。


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人通りの少ないこの小径は、歩行者専用の道です。

ですから、自転車も乗って通ることは出来ません。

静かで、のんびりと散歩できます。


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哲学の道とは、近くにありながら、大きく雰囲気の異なる散歩道です。

観光客は、ほとんどここには、きません。

まさに、地元の住民の専用散歩道と言えますね。


近くにこのような散歩道もあることに、感謝しています。

散歩していると、だんだんお知り合いも増えて、親しくお話も出来

気持ちも晴れ渡ります。

何よりも、いろんな人との爽やかな交流が、生きてる喜びを感じさせてくれます。

爽やかな交流は、まさに人生の分かち合いのように思えてなりません。


最後まで、読んでいただきありがとうございます!








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夕暮れ時の一番の癒やしは・・・ [心の風景]

秋は駆け足で通りz過ぎ、突然のように冬がやってきたようで、寒い!

インフルエンザ菌が喜んでいるだけだ!


寒いときに寒い話だけど

先日、知人が郵便局のATMで、初めて支払いの手続きをしていたら

後ろの高齢者から「いつまでやってんだ!はやくしろ!」と怒鳴られたという。

知人は、すごく傷ついて、嫌な思いだけが何時までも残ってしまったという。


確かに待ってるのは、短時間でも待つ身の人には、長く感じられると思うけど

急いでいるのなら、もたついてる人に手助けをしてあげたら、じっと待っているより

気分も晴れるし、相手からも喜ばれるし、お礼を言われれば、気分もいい。

なぜ、その方向に考えないで、怒鳴り罵倒する方法をとるのだろうか?


人間関係に木枯らしが吹き込んでいるようで悲しくなります。

社会的立場の弱い人は、小さなことでも、ふかく傷つくことがあります。

逆に小さなことでも、親切な人に会うと、

すごく世の中が素晴らしく思えることもあります。


社会的に一番弱い人が、住みやすい社会になると、

すべての人が住みやすい社会だと言えると思います。

そんな社会になったらうれしいなあと思いながら散歩してます。

つい先日まで実りの秋を謳歌していた吊り花が

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今日は、はや最後の一粒をかろうじて、残して秋に別れを告げているようでした。

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民家の一隅になんとナデシコが元気に花を咲かせていて、びっくり。

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古い民家の庭の木が紅葉真っ盛り。

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南天が夕陽に照らされて、いい雰囲気

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垣根の草も夕陽に紅葉していました。

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桜の紅葉がこちらも夕陽に映えていました。

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見事なピラカンサ

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黄色く色づいたエノキの大木

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夕陽が沈み初めても観光のみなさんの姿は、消えません。

確かに、夕陽のさす時間帯の散歩も情緒があります。

ハンドクラフトのお店も灯りがともり、見ていて、なにか癒やされた気分になります。

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冷たい風の吹く夕暮れの道にたたずむと、店内がすごく暖かに感じてきます。

住宅街にぽつんとあるお店なので、なおさらなのかもしれませんが・・・

我が家が恋しくなり、足運びも少し早くなりました。

こんな時の我が家の灯りは、最高の癒やしです。

みなさんは、いかがですか?


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!







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生と死 [心の風景]

ウクライナでは、ダムが決壊し大惨事になっていると大騒ぎですね。

このことでウクライナとロシアが「おまえがやった」とののしりあいをしていますが

私からすれば、これが戦争というものだと思う。

戦争は、まがまがしいもので、「ぶちこわし」「ぶち殺す」のしあいだと思います。

戦争の是非の前に、ます停戦こそが大事ではないでしょうか。

なんと言っても、失われた命は、復活しません!

なんと言われようが、私は反戦平和を望みます。


先日、ブログで甲状腺に異常があり、細胞診をすることになったと書きました。

5月23日にその結果の報告を受けました。

甲状腺に約1cmの腫瘍があるが、良性の腫瘍でがんではなかったというので一安心しました。

ただ、3~4cmに大きくなるとガンに転化する可能性もあるので

しばらくの間、6ヶ月ごとに検査するということになりました。


甲状腺がんと前立腺がんは、進行がすごく遅いので、高齢者の場合

手術は、慎重にした方がいいらしい。

ガンよりも寿命の方が先に来ることがあるというのだ。

術後の副作用などに苦しまなくてすむ場合もあるという。

でも現実になった場合、やはり悩ましい問題になるとは、思います。


病気に対する考えも人いろいろで、ガンだと言われて

精神を病んでしまう人だっています。


私が10年ほど前、肺がんの宣告を受けたとき、

担当医はすぐ手術するように勧めましたが、1ヶ月ほど熟考しました。

結果手術を受けることにした。

そのときに、自分の死が現実になったような気がした。

すると、周りの自然や人々が、これまで感じたことがないような

強さで美しく、愛おしく感じました。


死とは、これらの世界から、永遠に自分が消えることなんだなと感じました。

私は、生死を考えるとき、ある本を繰り返し読んでいる。


本に曰く「それゆえ、死は生を求める者への問いかけであり、私どもは死の帰するところを

究めることなしに、生きることを願うことは出来ない。

実に死の帰するところが生の依るところなのである。」


この言葉の意味を繰り返し考えています。

生きることへの深い意味があるように感じてのことです。


京大病院で採血を待っていたら、血を検査場に運ぶロボットが忙しく

働いていました。

いろんなことをしゃべりながら、通行人に害にならないように動いていきます。

眺めていると、なんとも可愛くさえ思えてきます。


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ロボットは病院内なんだけど、私は哲学の道も歩きます(笑)


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正面の山は、大文字山


民家では、バラの花が咲いています。

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イワガラミもいい花ですね。

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桜の木には、サクランボが鈴なり、IMG_0753.jpg



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夏らしくなった哲学の道

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エノキの巨木

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海外から多くの観光客がやってきて、賑やかになりました。

商店のみなさんは、喜んでいます。

でも、住民は、コロナ以前のように増えることを歓迎しません。

日常の生活に支障をきたすことが起きるからです。

たとえば、高齢者や幼児をつれた人など、バスが混みすぎて乗れないことが起きたり

カフェに寄りたくても、列が出来ていてすぐ入れなかったり、いろいろ発生します。

観光客も多ければ多いほどよいと手放しで、喜べません。


最後になんか変な話になってしまいましたが、ごめんなさいね。

では、またよろしく!








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紫陽花いろのもののふる道 [心の風景]

いよいよ6月になりました。

6月と言えば、梅雨、先日の大雨は梅雨とは、無縁のことです。

梅雨と言えば、あじさいの花

街でもあじさいの花を見かけるようになりましたね。

この花は、私にとっては、何回眺めても、飽きない花です。


あじさいで何時も思い出す、忘れられない詩があります。

それは、教科書に掲載されていた三好達治氏の「乳母車」

子供の私に大きな衝撃を与えた詩です。

その出だしがなんと


「母よ

 淡きかなしきもののふるなり

 紫陽花いろのもののふるなり

 はてしなき並木のかげを

 そうそうと風のふくなり」です。


意味がどうだという前に言葉の芸術に魅せられた気がした。

なにかとてつもない世界にとりつかれたような気分でした。


「泣きぬれる夕陽に向かって

 轔轔(りんりん)と私の乳母車を押せ」


まさに言葉を使って創作された素晴らしい芸術品だと思った。

学校の国語の教科書は、本当に一生心に残るものがあります。

この詩に出会って、私は詩が好きになりました。

私も「紫陽花いろのもののふる道」を歩きたい!


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久しぶりにササユリの花に出会いました。

野生のササユリは、人間の心ない乱獲で姿が見られなくなった地域もあります。

乱獲はやめて、眺めるだけにしてほしいものです。


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私の故郷では、子供の頃ヤマユリが田んぼや野原にたくさん咲き誇っていました。

でも、今は、ささやかに存在するのみとなっています。

原因は、球根を人間とイノシシが掘り返して、食べているからです。

まさに獣害(笑)に遭っています。

今では、庭先までイノシシや鹿が出没する始末です。

花類は、特に鹿によって食い荒らされ、残された花は毒草ばかり!

悲しい現実があります。

都会の人は、実感が無いと思いますが、田舎へ行けば田んぼや畑、家の周りに

網が張り巡らされているのを見ることができると思います。


話があちこちしましたが、今日はこれで終わります。

ではまたね。




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五月の動乱!? [心の風景]

五月は、私にとっては特別な月です。

五月四日に妹を喪い、五月十四日に父親を喪いました。
五月は、私にとって鬼門の月ではないかと思っていますが
しかし、その一方で心を沸き立たせてくれる月です。
五月と言えば「茶摘みの歌」が心に浮かんできます。
子供の頃、遠足は近くの高原の茶摘みでした。
クラス全員でわいわい騒ぎながらの茶摘みは、すごくうれしかったし
深く印象に残っています。
家でも、茶摘みを家族全員でして、茶を煎りました。
昔の話ですが、そのときの浮き立つ心は、今でも生きています。
さらに五月と言えば、カンツォーネです。
映画 、ローマ、 スクーター、 カンツォーネが一体となったイメージが
いつもつきまとうのです。
「ローマの休日」や「恋愛専科」の影響もあるのでしょう。
カンツォーネと言えば古くは「帰れソレントへ」や「月影のナポリ」など
日本で大いに流行した歌もありますが、私は「カルーソー」が大好きです。
男性ではアンドレ・ボッチェリー、女性では、ララ・フェビアンの歌が気に入ってます。
この記事の最後にそれぞれのYutubeの歌と日本語歌詞をネットから拝借して
記載していますので、気になる方は、是非見て、聴いてください。
五月は、花の季節でもありますね。
五月の息吹を感じたいと植物園に出かけてきました。
シャクナゲ モーニングマジック
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シャクナゲ パープルマジック
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ベニバラトチノキ
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園内の風景
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園内の風景
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園内の風景
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フウの木
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シャクヤク ピンクハワイアンコーレル
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シャクヤク ベスボクスノース
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シャクヤク レッドレッドローズ
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シャクヤク 潮騒
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シャクヤク  コーラルニューゴールド
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シャクヤク レッドグレイス
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シャクヤク プレアリームーン
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シャクヤク 白帝冠
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花は以上です。






日本語訳詞


光輝く海に
一筋の風が吹きすさぶ
そんな場所で
ソレントの海にのぞむ古びたテラスに
少女を抱きしめる男がひとり
ひとしきり少女が泣きはらした後
男は声の調子を整え
またその唄を歌い始めた
とても君を愛している
本当に、本当に
わかるだろう
もはや僕を縛る鎖なんだ
僕の体を流れる血が沸き立つような… 
わかるだろう
海に見えた光に彼は
かつてのアメリカの夜を思い浮かべてみた
だがそこには
漁船のともしびと
スクリューが残した白い波しかなかった
聞こえてくるピアノの調べにさえ
彼は痛みを覚えた
だが雲間に覗いた月に目を向けてみると
死ぬことも甘美に思えてくる
少女の瞳に
海の碧さを見て取った
一筋の涙がこぼれふと気づく
自分が泣いているのだと
とても君を愛している
本当に、本当に
わかるだろう
もはや僕を縛る鎖なんだ
僕の体を流れる血が沸き立つような… 
わかるだろう
偉大なるオペラの力よ!
舞台の上では何もかも作り物
ほんの少しの化粧と顔真似のおかげで
まるっきり別人になれるのだから
けれどもあなたを見つめるふたつの瞳が
近いほど、確かなほど
次に何を言おうかとセリフを忘れさせ
心を乱してゆく
いまや何もかもが意味を失った
あのアメリカの夜にいてもなお
あなたは振り返って見つめていた
船が残した白い波に
自分の人生を浮かべて
いまや人生が終わりを迎えつつある
しかし彼には心残りなどなく
むしろ幸福すら感じている
そしてまた唄が、彼の歌が始まった

とても君を愛している
本当に、本当に
わかるだろう
もはや僕を縛る鎖なんだ
僕の体を流れる血が沸き立つような… 
わかるだろう!!





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ただ甦る思いを胸に [心の風景]

ここ数日、例年にない寒波で、散歩で震え上がってしまいました。

この町より、寒さや雪で苦労している人がいるというのに、情けない有り様です。

ウクライナといわなくても日本でも停電している地域の方は、どんな厳しい生活を

強いられているのだろうと思うと、贅沢は言えない気分です。

しかし、南国生まれの私には、大変厳しく思える寒さです。


年の瀬に一年を振り返る企画が沢山ありますが、

私は、最近自分の子供時代・青春時代の思い出が、郷愁としてリアルに蘇る日々です。

高校3年生の卒業式のあと、18歳で自分の人生は終わったという強い思いに襲われました。

それは、さだまさしがいうように「必ず嘘ではない、けれど必ず本当でもない」

今も私は生きています。


妻があなたは30歳で死ぬといっていたけど・・・・・・と言います。

が現実は、その2倍以上の歳月を生きてきました。


懐かしい歌「北上夜曲」に涙をながす自分に、今度は本当に

余命の短さを感じてしまい、自分の人生は何だったんだろうと

自信が持てず、ただ、漠とした不安にさいなまれる今日この頃です。


晩秋の哲学の道を歩き、紅葉を愛でながら、今を楽しんでいます。

どうか一緒に楽しんでください。


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正面の山は、大文字山

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間もなく、すべての木々は、冬枯れの姿に変貌し、冬の眠りに入ります。

共に厳しい冬を越えなければ、春の日を見ることが出来ません。

生活面でも物価の値上がり、年金の削減、医療費や介護費用の負担増が目白押し

いわゆる防衛費だけが、天上知らずの増額、いつかその負担はみんな私達の上に

降りかかって来ますよね。

ただ、寒いだけではない厳しい季節がやってきますね。

悲しい!

今夜はクリスマスイブだけど、祝う気持ちになりません。










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