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春は花、花は桜、桜は物のあわれ! [風景]

あちこちから急に桜のニュースが届くようになりました。

本格的な春の訪れですね。

待ちに待った春の訪れは、なぜか心をうきうきとさせてくれますね。

私の散歩道でもある哲学の道も桜が開花して、すごい人出となりました。

お店のオーナーさんも3年ぶりに戻ってきた!と興奮気味。

道は、混雑して立ち止まれないような有様です。

世界中の言語が飛び交っています。

国際色豊かです。


平安時代から桜は、日本人に愛されてきました。

西行法師は、桜の花の下で死にたいと歌ったくらいです。

どうして、桜は、こんなに愛されているのだろうか?

きっと、花の少ない時期に、ぱっと一斉に花が咲き、また、一斉に散っていく美しさ

いわゆる「もののあわれ」が日本人の精神に宿っているからではと思います。


江戸時代の国学者、本居宣長は

「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」と詠み

桜がもののあわれの精神的な具象になっているという。


藤原俊成は

「恋せずは人は心も無らまし 物のあわれも是よりぞしる」と歌っています。

平たくいえば、人を愛したことのない人間には物のあわれなんぞわかるはずがない。

よくまあ行ったもんですね。


それでは、桜も咲いたことですし、物のあわれを感じて味わいましょう。


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冬枯れの木々も色づいてきました。


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レンギョウも咲きました。


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小さな楓


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白爪草も咲きました。


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ムスカリも顔を出しました。


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椿も咲きました。


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タンポポも元気!


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ユキヤナギも満開です。


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人家の庭には、侘助がさいていました。


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最後の再び桜 枝垂れ桜です。


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春はまさに花の季節ですね。

うれしい限りです。


みなさんもきっと桜を眺め楽しんでおられることでしょうね。

ではでは。





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早春の哲学の道をぶらぶらと [風景]

春は、何をもって私たちに知らせるのでしょうか。

私には、それは光のように思えます。

春の光

冬の光に比べてて、強さを感じさせてくれる光です。

その光は、私たちの胸をなにかわくわくさせてくれますね。

体が沸き立つという表現がいいのかもしれませんね。

なにか陽気な気分になります。


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そういうとき、フト青春という言葉が頭をよぎります。

人間の一生を季節にたとえれば春は青春時代ではないでしょうか。

3月の野辺を眺めていると、

枯れ葉色の野辺が緑に変わっていきます。

でも、春は緑色なのに、なぜ青春なんだろうと思った。


緑春じゃないの?

で、調べてみた。


『青春とは、元は春を表す言葉である。 

二千数百年前の古代中国における陰陽五行思想では、「春」には「青(緑)」が当てられる。 

同様に、「夏」を「朱(赤)」、「秋」を「白」、「冬」を「玄(黒)」に当て、

それぞれ「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」という。

これらは季節を表す言葉である。

また、陰陽五行思想において、「春」は15歳から29歳を表す。

これらの意味が転じて、

日本では特に「青春」について人生における若々しく元気で力に溢れた時代を指すようになった。

日本では夏目漱石の『三四郎』のヒットを機に定着したと言われており、

同書の『考えるには、青春の血が、あまりにも若すぎる』に代表される若者の焦りや葛藤を表す表現が、

現代に至るまでの青春のイメージを定着させたと言われる。』


いずれにしても青春は、過ぎて思うと素晴らしい人生の贈り物ですね。


ところで哲学の道は、今は早春

島崎藤村ではないけど

『緑なす(はこべ)は萌(も)えず

若草も藉(し)くによしなし』ですが

多くの海外の旅行者が訪れて、賑やかになってきました。

桜のつぼみも膨らみ、まもなく開花が近いことを告げています。


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それでも、一本だけ先駆けの木があり、満開です。


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ジョウビタキもまだ、飛び回っています。


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中には、厳しい冬の季節にもめげず、花を未だに咲かせ続けているサザンカには敬意を表したいくらいです。


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椿も負けず咲いています。


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かと思えば、民家の庭では、梅の花が満開!


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琵琶湖疎水の土手では、私の大好きな木瓜の花が咲き始めました。


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実に人生の春は、二度と巡っては来ないけど

季節の春は、必ず回り来る!!!!


そして、私のような老人には、自分の青春を思い起こさせてくれる。

生きていることの、命の喜びを与えてくれますよね。

生きてることに感謝です。




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春を感じる散歩道 [ぶらり生活]

3月に入るとさすがに日差しが春らしく感じます。

道行く人々も少し陽気になっているように思えますね。


毎日同じ道を歩いていると、ぼけの木につぼみが膨らんだり、

真弓が新しい葉を出し始めたり、紅梅が満開になったり

のんびりと植物や通行人を眺めていると、楽しい!


散歩もただ歩くだけのことだとはじめは思っていましたが

繰り返していると道になじみ、ちょっとしたきっかけで

お友達が増えてきます。


先日、女性の方ににこやかに声をかけられました。

で、ついつい立ち話が長くなりました。

お年を聞くと95歳だという。

元気な姿にこちらの方がびっくり。

お好みのチョコレートを買いに行く途中だとか。


そんなこんなで、だんだん散歩道のお友達が増えてきました。

それは、やはり生活にすごく潤いを与えてくれます。


散歩には、カフェも貴重な存在です。

おかげで、お気に入りのカフェが数軒できました。

その一つが、ポムさんです。

哲学の道の琵琶湖疎水の道沿いにあり、外にもテーブルがあります。

私はいつも外の席で、向かいの木々や通行人を眺めながら

また、オーナーと世間話に花を咲かせて、ガス抜きをしてます。

カフェは、飲食だけでなく、オーナーや同じ来店者との

交流が楽しみの一つです。    


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内部は質素で落ち着いています。


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ポムってフランス語でリンゴだそうです。

店内は、小さな音量でシャンソンが流れています。


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来店した画家の方のスケッチ画が、ピン留めしてありました。


なぜか、来客は欧米の方が多いように思いました。

ケーキのテイクアウトもしています。

奥様の手作りで、なかなかおいしい!!!

ここでは、私はコーヒー、妻は可カフェオーレにケーキです(笑)


これも散歩の楽しみの一つです。

もうすぐ、この場所は、桜が咲き乱れ、多くの観光客で埋まります。








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冬の湖畔

久しぶりに娘が帰省したので、友人と一緒に琵琶湖畔の

渚公園にあるカフェのテラスで歓談をした。

午後だったので、すでに日陰になっているテラスは少し寒かった。

それでも、話の方に花が咲き、寒さも、時のたつのも忘れた。



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気がつけば、はや夕暮れ時!

夏場は、人で賑やかな公園も、人気はまばらだ。

こんな冬の日に、人気があるのが不思議なくらいだ。

犬の散歩はやむをえないとして



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ランナーもいいとして


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なかには、車いすの人も


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ひとりベンチで読書?


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遙か向こうにかすかに琵琶湖大橋が見える。


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冬の日暮れは、早い、みるみる夕闇が迫ってくる。


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やがて、街も黒い影になっていく。


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で、私たちも帰り支度に追われた。

寒かったけど、楽しいひとときを過ごすことができた。

コロナ流行の中、久しぶりのお出かけだった。



話は変わるけど、この間デスクトップPCの入れ替えをやっと終えた。


googleが、windows7のサポートは、終了したのでwindows10に変えるように

催促されていたけど、まあいいいやと使っていたら、

頼りのウイルスバスターがwindows7のサポートを2月18日で終了すると通知してきた。

これは私にとって、衝撃だった。

あわてて、10への切り替えをしようとその方法を勉強したが、

今あるデーターや各種設定作業を考えると気が参ってしまった。

で、新しいPCを買うことにして、機種を調べてみたけど

私の希望に添う機種がなく、結局特注とした。

どうしても譲れなかったのは、システムディスクは1テラのSSDだった。

これを備えている市販のPCが見つからなかったんです。

そして、どうせ買うならとwindows11にした。

友人がいうには、windows10は、起動に3分ほど時間がかかると聞いていたけど

11では、あっという間、わずか10秒ほどで起動できたのには、びっくりした。

データーや各種設定、ソフトの移転は、サポーターにお願いした。

さすがに、うまくやってくれて、大助かりだった。

あとは、使えなくなったソフトの購入や使い勝手でうろたえています。

が、とにかくこれで一安心です。

はやくwindows11になれるように頑張ります。


<追伸>

水彩画家の藪田さんの「閑話休題」のシリーズ「お粗末その1」を採録です。


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高齢者のあるある一コマが面白く感じますね。


ではでは

いつもお立ち寄りありがとうございます。







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写真が入賞した! [雑感]

ここ数日、強盗殺人事件が頻発し、やっと事件の解明が始まりましたね。

組織的な国際犯罪のようで、驚きです。

さらに「資産家リスト」とかいうものが闇に出回り、個人の家の内情が

事細かに情報として記されているとか。

家族しか知り得ないことが、詳しく知ることができるようで

それを利用して強盗に入るという事のようですが

どこでどのようにしてそんな家の内情まで入手しているのかの方が

一層恐ろしいと思います。

警察当局は、徹底的に調査し、犯罪の根を絶って欲しい!


話は変わりますが「京都一周トレイルフォトコンテスト」というのが

昨年の秋にinstagramdeで募集がありましたので東山コースに数点応募しました。

その結果が先日発表され、私の写真1点が入賞したと知らせがありました。


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instagramでは、下記のような発表がありました。


京都一周トレイル会発足30周年を記念し、

昨年10月から12月にかけて開催した「フォトコンテストレイル2022」

たくさんの素敵な写真のご応募ありがとうございました!

この度、全428点の応募の中から厳選に選考した結果、

20件の入賞作品が決定しましたので、発表します。

今回は東山コースより入賞された8作品です!

幻想的な写真・神秘的な写真・かわいい写真・ほっこりな写真などなど、とても素敵なお写真です!


その8点の内の1つが私の下記の写真です。

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散歩道で撮った紅葉の哲学の道のワンカットです。

春には桜は咲き乱れる道です。

今は、その春が待ち遠しい思いです。

正直入賞は、ちょっと私にはハッピーな気分にしてくれました。


ところで、前回、私の友人のyabutaさんの「お粗末 その3」を見た方から

前回作品も見たいという方がいましたので、採録ですがけいさいします。

楽しい作品、あるある作品なので採録も良いのではと思います。


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yabutaさんは、滋賀県の水彩画家です。

滋賀県中を水彩スケッチして、毎年作品展を開催しています。

すごく楽しい方で、私達を極楽とんぼ扱いですが憎めない人です。


ではでは

いつもお立ち寄りいただき、ありがとうございます。



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友からの楽しい便り! [高齢者天国]

昨日から雪が降り出し、今朝は15cm程の積雪だった。

この地方としては8年ぶりの大雪だそうです。

寒さも久し振りのマイナス4度まで下がったので、水道の水をチョロチョロ!

で、散歩もあきらめて、珍しいコーヒーを飲みながらTV三昧!


庭のロウバイにも雪

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庭の小さな梅にも花が咲き始めた。

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親族がフィリピン土産として買ってきてくれたコーヒー

なんでも、コーヒー豆をジャコウネコに食べさせて、

糞として出た豆を焙煎したもので、大変貴重なコーヒーで

200gで2万円以上するという「ありがたい」コーヒーだという。



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日頃呑んでるコーヒーは、200gで1,000円ほどなので

20倍以上することになる。

口が腫れそう(笑)


先日、友人のyabutaさんからお手紙をいただいた。

開けて見ると、友人独特の軽やかで面白いお手紙だった。

そして、「閑話休題-お粗末その3」が入っていた。

副題が「巣ごもりじじいの今日この頃」である。

まさに今日の私だ。



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高齢者のあるあるシリーズのような気がする。

が、綾小路じゃないが、可笑しくて笑い転げた。

友人の人柄がうかがえて、二度笑いです。

まあ、正月だし、「笑う門に福来たる」という言葉もあるし、

雪に閉じ込められても、笑って過ごしましょう!


とわいうものの

お勤めのある方には、この雪と寒波は、大変なご苦労だと思います。

めげずに頑張ってください!

わが高齢者は、こたつでのほほんとして申し訳ありません。



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吉田山のあれこれと初詣 [吉田山]

初詣のために吉田山の東山麓から険しい坂道を息を切らし、休み休みで

やっと峠の頂上にたどり着いた。(笑)

峠の左手に宗忠神社、右手に竹中稲荷の参道が東に延びている。


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そこから、樹木に覆われた薄暗い急な坂道を下ると

急に開けた場所に出る、大元宮の境内にたどり着く。



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大元宮は、天神地祇八百萬神を中央に
 東神明社  天照皇大神
 西神明社  豊宇氣比売神
 東西諸神社 式内神3132座を祭っている。
全国の神々を祀る社といわれ、ここにお参りすれば
全国の神社にお参りしたと同じ事になると云う
大変便利な神社です。
この神社の外れに小さな祠が有り、高齢のカップルがのどかに休んでいた。
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本当に今日は小春日和の気持ちの良い日です。

ここから西山の姿が眺められます。


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この吉田山は、険しくて遭難事故(?)が多いので

山岳救助隊が設置されている。(笑)


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吉田山は、京都府京都市左京区吉田神楽岡町に所在する孤立丘。

大昔は、神楽岡(神が集いし岡)と呼ばれ、南北800m、東西300mであり、洪積層の丘陵である。

北端は今出川通に面して急崖をなしている。

西端を花折断層が通っており、比叡山地から断層運動によって分離・隆起したとされる。

西側斜面は吉田神社の境内であり、西麓には京都大学吉田キャンパス・本部構内が、

今出川通を挟んで北麓には吉田キャンパス・北部構内がある。


山頂には旧制第三高等学校(現・京都大学)の寮歌「紅もゆる」の歌碑が立っている。



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逍遙之歌(紅萌ゆる丘の花)は11番まであり、月こそ懸(かか)れ吉田山」で始まり

最後の11番「静かに照れり 吉田山」で終わります。

学生時代に良く歌いました。

昔京都の大学で学んだ方は、一度や二度は口にした歌ではないでしょうか?



山頂は都市公園として整備されており、大文字山(如意ヶ嶽)を一望できる。

南麓には真正極楽寺(真如堂)が控えている。

まことに吉田山は、都の有名な山のひとつなんですが、

実は標高が105.12mしかありません(笑)


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大元宮から、さらに急な坂道を下ると途中に山陰神社、料理の神様とか。


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さらに下ると吉田神社に到着する。


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本殿にお参りします!


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ここには4神が祭られています。

 第一殿  健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)
 第二殿  伊波比主命(いはいぬしのみこと)
 第三殿  天之子八根命(あめのこやねのみこと)
 第四殿  比売神(ひめがみ)
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一応お参りしたらくじを引いてみました。
だるまくじ(ひとつ500円)
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くじはだるまさんのおしりから引き出します(笑)
末吉でした。
これから段々良くなると書いてありました。
くじは、枝に引き結び、だるまさんはポッケとの中で持ち帰りです。
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我が家に帰ると、なにかすごく良い日に思えて、心が満たされました。
だるまさんは、本棚に鎮座です。
<付録>
  紅萌ゆる丘の花
  第三高等学校寮歌
      作詞:沢村胡夷
      作曲:K・Y
紅もゆる丘の花
狭緑(さみどり)匂ふ岸の色
都の春に嘯(うそぶ)けば
月こそ懸(かか)れ吉田山
緑の夏の芝露に
殘れる星を仰ぐ時
希望は高くあふれつゝ
われらが胸に湧(わ)きかへる
        
千載(せんざい)、秋の水、清く
銀漢、空に冴(さゆ)る時
かよへる夢は崑崙(コンロン)の
高嶺の此方(かなた)戈壁(ゴビ)の原        
ラインの城や、アルペンの
谷間の氷雨、なだれ雪
夕はたどる北冥(ほくめい)の
日の影、暗き冬の波
5       
ああ、故郷よ、野よ、花よ
此処にはもゆる六百の
光も、胸も、春の扉(と)に
嘯(うそぶ)く水や、故都(こと)の月      
それ、京洛の岸に散る
三歳(みとせ)の春の花嵐
それ、京洛の山に咲く
三歳の秋の初紅葉      
左手(ゆんで)の書(ふみ)にうなづきて
夕べの風に吟ずれば
砕けて飛べる白雲の
空には高し、如意ケ嶽(にょいケだけ)
        
神楽ケ丘のはつしぐれ
老樹の梢(こずえ)傳ふ時
穂燈(すゐとふ)かゝげ、吟(くちずさ)む
先哲至理(せんてつしり)の教にも
        
ああ、また遠き四千年
血潮の史(ふみ)や西の子の
榮枯の夢を思ふにも
胸こそ躍れ、若き身に  
10
希望は照れり。東海の
み富士の裾の山櫻
歴史を誇る二千歳
神武の子らの起てる今    
11
見よ洛陽の花がすみ
櫻のもとの健児(おのこ)らが
今、逍遙(しょうよう)に、月白く
静かに照れり 吉田山  


いかがでしたか?

良い歌でしょう。







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最初の初詣は弥勒院 [雑感]

明けましておめでとうございます!


  新しき 年の初めの 初春(はつはる)の
     今日(けふ)降る雪の いやしけ吉事(よごと) 
                                 大伴家持  萬葉集
コロナの感染拡大の中で、今年も新しくはじまった。
重たい気分の新年です。
でもそんな中でうれしい事もある。
コロナのために帰れなかった娘が3年ぶりに帰国した。
3年ぶりの楽しい我が家の生活、笑い声の絶えないにがうれしい。
私の散歩道でもある哲学の道では、多くの人が訪れだした。
海外からの観光客の姿も目立ち始めた。
沿道の花々も移り変わってきた。
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(カエンキセワタ)
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沿道の咲き誇る山茶花の花
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ドウダンツツジの紅葉がなんとも良い色で魅せられます。
この時期ほとんどの木々は紅葉もなくなり、冬枯れの姿に変わるのに
頑張って紅葉を続けているツツジに感動です。
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今年の最初の初詣は、今年始めての弥勒院にした。
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まずは幸せ地蔵尊さん
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名前に惚れ込んだ(笑)
今年は幸せが続いてほしい。
そして、方や乗り越え不動明王さん
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どんな困難があっても乗り越えられますようにとお願いした!
さて、本当に願いが叶うのだろうか。
「よろしくお願いします」です。
最後のブログの読者の皆さんにも幸あれと願います。

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ただ甦る思いを胸に [心の風景]

ここ数日、例年にない寒波で、散歩で震え上がってしまいました。

この町より、寒さや雪で苦労している人がいるというのに、情けない有り様です。

ウクライナといわなくても日本でも停電している地域の方は、どんな厳しい生活を

強いられているのだろうと思うと、贅沢は言えない気分です。

しかし、南国生まれの私には、大変厳しく思える寒さです。


年の瀬に一年を振り返る企画が沢山ありますが、

私は、最近自分の子供時代・青春時代の思い出が、郷愁としてリアルに蘇る日々です。

高校3年生の卒業式のあと、18歳で自分の人生は終わったという強い思いに襲われました。

それは、さだまさしがいうように「必ず嘘ではない、けれど必ず本当でもない」

今も私は生きています。


妻があなたは30歳で死ぬといっていたけど・・・・・・と言います。

が現実は、その2倍以上の歳月を生きてきました。


懐かしい歌「北上夜曲」に涙をながす自分に、今度は本当に

余命の短さを感じてしまい、自分の人生は何だったんだろうと

自信が持てず、ただ、漠とした不安にさいなまれる今日この頃です。


晩秋の哲学の道を歩き、紅葉を愛でながら、今を楽しんでいます。

どうか一緒に楽しんでください。


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正面の山は、大文字山

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間もなく、すべての木々は、冬枯れの姿に変貌し、冬の眠りに入ります。

共に厳しい冬を越えなければ、春の日を見ることが出来ません。

生活面でも物価の値上がり、年金の削減、医療費や介護費用の負担増が目白押し

いわゆる防衛費だけが、天上知らずの増額、いつかその負担はみんな私達の上に

降りかかって来ますよね。

ただ、寒いだけではない厳しい季節がやってきますね。

悲しい!

今夜はクリスマスイブだけど、祝う気持ちになりません。










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木漏れ日の小径を散策 [ぶらり生活]

師走に入り、やっと冬の寒さがやってきた感がしますね。

北国は、吹雪に見舞われているそうです。

北国の方々の生活の大変さがうかがえます。

事故のないように十分に気を配り、過ごしましょうね。

私の町も今日は冷たい北風が吹き、凍える思いがしました。

それでも、散歩は、かがさず出かけています。


今日は、散歩道で出会った気になる子供達を書きます。


(1)ランドセルを背負った小学生の男の子にであったので

「お帰りなさい」と声をかけると彼は

「ただいま、ありがとう。今日は寒いですからお体に気をつけてください」

彼の言葉に、唖然、どんな素敵な家庭なのか知りたくなった。


(2)寒い玄関先で、無心にあやとりに熱中している女の子

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 その姿がなんとも愛らしく思えて、印象的だった。


(3)家の前にたたずんでオーバーの袖に手を引っ込めて振り回している

小学1~2年生ぐらいの女の子がいた。

「なにしたるの?」と声をかけると一瞬間を置いてから

おだやかで、訴えるような口調で

「おとうさんもおかあさんもいない。お兄ちゃんもいない。

鍵掛かってて家に入れないの」という。

その子を励まして進んだが、どうも気になって仕方がない。

かといって、私に何か出来るか分かりかねて、

早く両親が帰ってくれるように願うしかない自分が情けなく思えた。

子供達は、日本の未来だ。大事にしたい!


話は変わるけど、ある新聞の読者投稿欄を見ていたら

すごく印象的な投稿を発見した。

まるで、優れた詩のようなひとこと投稿なんだけど

作者の心意気まで伝わってきて、感動した。

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今日の散歩道は、「木漏れ日の小径」

これは、私が勝手に名付けた散歩道です。

ここでも、晩秋の紅葉が最後の姿を誇っていました。


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帰り道、民家の庭に皇帝ダリアが満開だった!

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師走の寒さは、なぜか忙しい気分になりませんか?

年内にしなければならないことが、大掃除以外にも沢山ありますよね。


みなさんもしっかり年じまいをしてくださいね。

いつも、訪問いただき、ありがとうございます!









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