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吉田山のあれこれと初詣 [吉田山]

初詣のために吉田山の東山麓から険しい坂道を息を切らし、休み休みで

やっと峠の頂上にたどり着いた。(笑)

峠の左手に宗忠神社、右手に竹中稲荷の参道が東に延びている。


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そこから、樹木に覆われた薄暗い急な坂道を下ると

急に開けた場所に出る、大元宮の境内にたどり着く。



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大元宮は、天神地祇八百萬神を中央に
 東神明社  天照皇大神
 西神明社  豊宇氣比売神
 東西諸神社 式内神3132座を祭っている。
全国の神々を祀る社といわれ、ここにお参りすれば
全国の神社にお参りしたと同じ事になると云う
大変便利な神社です。
この神社の外れに小さな祠が有り、高齢のカップルがのどかに休んでいた。
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本当に今日は小春日和の気持ちの良い日です。

ここから西山の姿が眺められます。


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この吉田山は、険しくて遭難事故(?)が多いので

山岳救助隊が設置されている。(笑)


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吉田山は、京都府京都市左京区吉田神楽岡町に所在する孤立丘。

大昔は、神楽岡(神が集いし岡)と呼ばれ、南北800m、東西300mであり、洪積層の丘陵である。

北端は今出川通に面して急崖をなしている。

西端を花折断層が通っており、比叡山地から断層運動によって分離・隆起したとされる。

西側斜面は吉田神社の境内であり、西麓には京都大学吉田キャンパス・本部構内が、

今出川通を挟んで北麓には吉田キャンパス・北部構内がある。


山頂には旧制第三高等学校(現・京都大学)の寮歌「紅もゆる」の歌碑が立っている。



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逍遙之歌(紅萌ゆる丘の花)は11番まであり、月こそ懸(かか)れ吉田山」で始まり

最後の11番「静かに照れり 吉田山」で終わります。

学生時代に良く歌いました。

昔京都の大学で学んだ方は、一度や二度は口にした歌ではないでしょうか?



山頂は都市公園として整備されており、大文字山(如意ヶ嶽)を一望できる。

南麓には真正極楽寺(真如堂)が控えている。

まことに吉田山は、都の有名な山のひとつなんですが、

実は標高が105.12mしかありません(笑)


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大元宮から、さらに急な坂道を下ると途中に山陰神社、料理の神様とか。


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さらに下ると吉田神社に到着する。


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本殿にお参りします!


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ここには4神が祭られています。

 第一殿  健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)
 第二殿  伊波比主命(いはいぬしのみこと)
 第三殿  天之子八根命(あめのこやねのみこと)
 第四殿  比売神(ひめがみ)
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一応お参りしたらくじを引いてみました。
だるまくじ(ひとつ500円)
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くじはだるまさんのおしりから引き出します(笑)
末吉でした。
これから段々良くなると書いてありました。
くじは、枝に引き結び、だるまさんはポッケとの中で持ち帰りです。
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我が家に帰ると、なにかすごく良い日に思えて、心が満たされました。
だるまさんは、本棚に鎮座です。
<付録>
  紅萌ゆる丘の花
  第三高等学校寮歌
      作詞:沢村胡夷
      作曲:K・Y
紅もゆる丘の花
狭緑(さみどり)匂ふ岸の色
都の春に嘯(うそぶ)けば
月こそ懸(かか)れ吉田山
緑の夏の芝露に
殘れる星を仰ぐ時
希望は高くあふれつゝ
われらが胸に湧(わ)きかへる
        
千載(せんざい)、秋の水、清く
銀漢、空に冴(さゆ)る時
かよへる夢は崑崙(コンロン)の
高嶺の此方(かなた)戈壁(ゴビ)の原        
ラインの城や、アルペンの
谷間の氷雨、なだれ雪
夕はたどる北冥(ほくめい)の
日の影、暗き冬の波
5       
ああ、故郷よ、野よ、花よ
此処にはもゆる六百の
光も、胸も、春の扉(と)に
嘯(うそぶ)く水や、故都(こと)の月      
それ、京洛の岸に散る
三歳(みとせ)の春の花嵐
それ、京洛の山に咲く
三歳の秋の初紅葉      
左手(ゆんで)の書(ふみ)にうなづきて
夕べの風に吟ずれば
砕けて飛べる白雲の
空には高し、如意ケ嶽(にょいケだけ)
        
神楽ケ丘のはつしぐれ
老樹の梢(こずえ)傳ふ時
穂燈(すゐとふ)かゝげ、吟(くちずさ)む
先哲至理(せんてつしり)の教にも
        
ああ、また遠き四千年
血潮の史(ふみ)や西の子の
榮枯の夢を思ふにも
胸こそ躍れ、若き身に  
10
希望は照れり。東海の
み富士の裾の山櫻
歴史を誇る二千歳
神武の子らの起てる今    
11
見よ洛陽の花がすみ
櫻のもとの健児(おのこ)らが
今、逍遙(しょうよう)に、月白く
静かに照れり 吉田山  


いかがでしたか?

良い歌でしょう。







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銀漢の賦 [吉田山]

最近は、吉田山散策をリハビリのつもりで歩き始めた。
吉田山とのつきあいは、私にとっては長いつきあいとなった。
今は昔、学生時代からのつきあいである。
当初大学の寮に入ることで部屋に入った。
2人部屋である。
が、後から来た相方を見るなり、とてもじゃないが彼とは
同居できないと思い、即、退寮願いを出して、叔母の家に転げ込んだ。
しかし、あまり長居も出来ないので、下宿を探した。
下宿は、吉田山の西の麓、吉田神社の鳥居がすぐ近くにあった。
玄関の横の庭を奥に入ると、別棟が有り、その一部屋が私の下宿である。
もう一部屋あるのだが、下宿人は、私一人であった。
吉田山の坂道を少し上がった所に、夜はお酒も出すアットホームなカフェがあった。
よく学友と通い、酒を飲んで、文学論、政治論で盛り上がったものだった。
いつの間にやら、学生運動のリーダーの一人になっていた。
閉店時間が来ると、みんなで吉田山を徘徊し、「紅もゆる岡の花」を
肩を組んで歌い、気勢をあげていた。
草原の寝転んで夜空を眺めると、立木の上に銀漢が輝いていた。
今思えば、あの頃の学友は、今どうしているのだろうと思う。
それから幾十年
今、私は、その吉田山を一人歩いているのだ。

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吉田山児童公園の奥に石碑が建っている。
石碑には、『紅もゆる丘の花』と刻まれている。
この歌は、三高寮歌 『逍遙の歌』の出だしである。

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この石碑の横には、歌詞が刻まれたプレートが設置されている。

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 紅もゆる丘の花              くれなゐもゆる をかのはな  
 狭緑匂ふ岸の色              さみどりにほう きしのいろ
 都の春に嘯けば              みやこのはるに うそぶけば
月こそ懸れ吉田山             つきこそかゝれ よしだやま


 緑の夏の芝露に              みどりのなつの しばつゆに
 残れる星を仰ぐ時               のこれるほしを あほぐとき
 希望は高くあふれつゝ           きばうはたかく あふれつゝ
 われらが胸に湧きかへる         われらがむねに わきかへる 


 千載、秋の水、清く             せんざいあきの みずきよく
銀漢、空に冴る時               ぎんかんそらに さゆるとき
かよへる夢は崑崙の             かよえるゆめは コンロンの
高嶺の此方戈壁の原            たかねのこなた ゴビのはら 


ラインの城や、アルペンの          ラインのしろや アルペンの
谷間の氷雨、なだれ雪            たにまのひさめ なだれゆき
 夕はたどる北冥の              ゆふべはたどる ほくめいの
日の影、暗き冬の波              ひのかげくらき ふゆのなみ  


ああ、故郷よ、野よ、花よ           ああふるさとよ のよはなよ
此処にはもゆる六百の            ここにはもゆる ろっぴゃくの
光も、胸も、春の扉に             ひかりもむねも はるのとに
嘯く水や、故都の月              うそぶくみづや ことのつき  


それ、京洛の岸に散る             それけふらくの きしにちる
三歳の春の花嵐                 みとせのはるの はなあらし
それ、京洛の山に咲く              それけふらくの やまにさく
三歳の秋の初紅葉                みとせのあきの はつもみぢ  


 左手の書にうなづきて             ゆんでのふみに うなづきて
夕べの風に吟ずれば              ゆふべのかぜに ぎんずれば
砕けて飛べる白雲の               くだけてとべる しらくもの
空には高し、如意ケ嶽              そらにはたかし にょいがだけ   


 神楽ケ丘のはつしぐれ              かぐらがをかの はつしぐれ
老樹の梢傳ふ時                  ろうじゅのこずえ つたふとき
 穂燈かゝげ、吟む                 すゐとふかゝげ くちずさむ
先哲至理の教にも                  せんてつしりの をしへにも 


ああ、また遠き四千年               ああまたとおき しせんねん
 血潮の史や西の子の               ちしおのふみや にしのこの
榮枯の夢を思ふにも                えいこのあとを おもふにも
胸こそ躍れ、若き身に                むねこそをどれ わかきみに  

10
 希望は照れり。東海の              きばうはてれり とうかいの
 み富士の裾の山櫻                みふじのすその やまざくら
 歴史を誇る二千歳                 れきしをほこる にせんざい
 神武の子らの起てる今              じんむのこらの たてるいま 

11
 見よ洛陽の花がすみ               みよらくようの はながすみ
櫻のもとの健児らが                さくらのもとの をのこらが
今、逍遙に、月白く                 いませうえうに つきしろく
静かに照れり。吉田山               しづかにてれり よしだやま 

懐かしいので全歌を記してみたが、学生時代は10番は歌わなかった。

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頂上の展望休憩所からは、目前に如意ケ嶽がみえる。
歌詞にある『空には高し、如意ケ嶽』である。
毎年8月16日の午後8時に五山の送り火で『大』の字が赤々と燃え立つのだ。

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我が愛する吉田山である。


初詣 [吉田山]

昨年末ぎりぎりに娘がイギリスから帰国したので
久し振りに我が家は3人家族になった。
で、3人そろって初詣に出かけた。
我が家の初詣と言えば吉田山!
まずは、竹中稲荷神社から始めた。

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次は吉田神社
まずは、狛犬さんにご挨拶
阿(あ)

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吽(うん)

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神の使いといわれる鹿がいたが、私は大嫌いである。
鹿には、ひどい目に遭ったので、許せない。
なにゆえ、これが神の使いなのかとひとりすーすーいいながら神殿へ

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神殿は初詣の人たちで列が出来ていて、順番待ち!

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お参りがすんだら、元宮三に向かう。
こちらは、列なし!

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で、次は宗忠神社へ

通り道に石碑
あの懐かしい『三高寮歌』で歌碑が山頂になるのだが、その案内

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最後は、真如堂!

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こちらは、深閑としていて、参拝客もまばらである。
本堂に上がって、参拝した。

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帰り道、鮮やかなナンテンの実が印象的だった。

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初詣のはしごをしながら親子3人久し振りの楽しい時が過ごせた。
今年も良い年でありますように!!!!



 


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