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一難去ってまた一難! [人生の峠]

7月に入り、梅雨明けが近くなると思い出す風景があります。

それは、故郷の山野に鮮やかに咲き誇る百合の花!


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故郷では、「箱根百合」と呼んでいます。

その理由は、江戸時代藩主が参勤交代で江戸への行き帰りに

箱根で見つけたきれいな百合の花を持ち帰り、藩内に広めた事から名付けられたとか。

背丈が1m以上になり大輪の白い花が、すごく印象的でした。

この花が咲くとお盆も近いと感じました。


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この花の球根を太陽にさらすと甘くなり、食卓にも上ります。

ところが、近年イノシシなどが里に出没し、この球根を掘り起こして食べてしまい

箱根百合もめっきり少なくなったという。

すごく寂しい思いがします。


一方私は、退院してやっと体力が戻ってきたと安心していたら、またしても

発熱があり、発熱外来を診察を受けたら、コロナに感染していると言われた。

すごくショックだった。

妻がどこからかもらってきて、家庭内感染です。

夫婦二人して、自宅に軟禁状態になりました。

私は、肺の持病があり、最後はコロナでトドメとなるのかと不安になりました。

先生が勧める高額な薬も躊躇せずに、処方してもらった。


それがこれ↓


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一パック6錠入りで、朝夕それぞれ3錠ずつ服用する薬で

一パックが2万円、5日分で10万円、もちろん保険適用薬なので、支払いは1万円~3万円になる。


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おかげで重症化せずに、自宅で乗り切れたけど、後遺症なのか鼻つまりと耳が聞き取りにくくなった

ようで、難儀しています。

幸いなことに、一番心配していた肺へのダメージは、ほとんどなかった。


コロナ感染が完治して、行きつけの理容店で散髪しようと思ったら営業日なのにお店が閉まったまま。

高齢者が一人で営業しているので、これまた心配の種です。

今日やっとオーナーに会え、聞くと 熱中症になり、休みをもらったと言うことでした。


この5月はじめ入院からこちらは、ろくな事がなくて本当にうんざりです。



最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。





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老後のユートピアは何処へ行った? [人生の峠]

最近、自分の老後のユートピアと現実はだいぶずれてきたような気がします。


老後は、山里の一軒家、雑木林に囲まれ、すぐそばに小川が流れ、川向こうに集落

日当たりの良い南向きの土地に大きな庭とそれにつずく畑

テラスのある平屋の木造住宅、妻と甲斐犬と猫一匹。

春はつくしを狩り、山桜を愛でて、庭には花々が咲きにおう。

夏は林の新緑を楽しみ、妻と愛犬とで畑仕事

お昼は、木陰でボンボンベット、愛犬を横に昼寝を楽しむ

秋には、紅葉の川原でバーベキュー

冬は、薪ストーブで暖かいへやで音楽を聴きながら雪景色を楽しむ。

のんびりと晴耕雨読の生活を送りたいと思っていた。


ところが、私のブログの「死の迎え方」のページに

しゅんさんのコメントが書き込まれた。


  『「ヒューマニエンス」見ましたよ。

   病気になってから畑作の生活が多くなり、人との会話が少なくなりました。

   13年目を迎えます。

   しゃべる相手は烏骨鶏と亀です。あと山の生き物たちです。

   住職より曹洞宗のお経を進められ。日々読経をしています。

   生死のことよくわかってきたような気がします。自然とでる言葉はお経そのものになりました。

   秋の移ろいの写真・・・いいですね とっても ありがとうございます。また来ますね。

    by しゅん (2023-12-02 06:28)  』


まるで私の老後ユートピアを生きてるような方のようで、すごく感動しました。

私は今、不治の難病を抱えて医者通い。

山里の生活にあこがれながら、町住まいです。


紅葉を求めて、真如堂に出かけました。

ここには、向井去来の石碑

「涼しさの 野山に満つる 念仏かな」があります。

道々南天の美しさに目を奪われました。


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真如堂の門、多くの観光客でにぎわっていました。

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紅葉の庭に振り袖姿は、すごくいい雰囲気です。

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もみじの紅葉と銀杏の黄色が美しさを引き立たせています。

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三重の塔

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本堂

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休憩所

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境内の坂道

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海外からの観光客も沢山来ていた。

国際色豊かな会話が飛び交っていた。

帰り道、皇帝ダリアの勇姿を見つけた。

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自分ながら感動的な一枚だと思っています。

でも、やっぱり山里の紅葉を眺めたい。

静かな山里で、過ごしてみたいのです。

皆さんは、どう思いますか?

いよいよ師走

なにか心忙しい時期になりましたね。


最後まで読んでいただきありがとうございます。





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峠の向こうに見えるのは・・・ [人生の峠]

暖かな日差しを浴びて

鴨川の流れは、千年の夢を乗せて絶え間なく光り輝いています。

鴨長明はもとより、歴史に名を残した多くの人、はたや源氏物語を書いた紫式部も

眺めたであろう川面に思いを重ねたくなります。


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昨年来ベストセラーの和田秀樹さんの「80歳の壁」を買った。

面白い内容だった。

書かれたことがすべて納得ということでは無いけど、老後を楽しく生きるすべを学ぶことが

できて、勉強になった。

肩の荷が下りた思いがしました。


  壁を越えていく方法3選

 ①3つの我慢をやめる。

 ②自分の昔と引き算で考えない。

 ③楽天的に生きる。

①の我慢とは、薬の我慢、食事の我慢、興味あることへの我慢

②では、あれが出来なくなった、これができないと出来ないことを嘆くより

まだ、出来ることに眼をむけて実行する。

すなわち、老いを受け入れ、出来ることを大事にする。

③では嫌なことは我慢せず、好きなことだけをするということ。

嫌なんだけど、長生きのために我慢する必要は無いというのです。

たくさんの事例などを書いてありますが、まとめて言えば、こんなところでしょうか。

とにかく、私はこれを読んでスッキリしました。

おすすめです。


話は戻りますが、こんな良き日は、友人と自然の中で語り合うのが一番です。

壁を越えた友人、これから壁を越える友人、との語らいは実に楽しい!

植物園の藤棚のしたで6人で午後のひとときを過ごしました。


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クスノキの並木道

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燃え立つようなバラ

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バラ園

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バラ園では子供たちが熱心に写生!

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時折々に植物園に集って歓談が出来る友がいると言うことは、人生にとっての宝のように思えます。

心を開いて、気兼ねなく語り合える友達は、壁の向こうでは、特別の意味を持ってくると思います。

80歳の峠から見える景色は、病苦など苦界の漂う風景か、それとも桃源郷か

いずれを見ることが出来るかは、それぞれの生き方にかかっているように思われてなりません。

今は子供であっても、いつか必ず壁に出会う。

みんなが壁の峠の向こうに桃源郷を見ることが出来るように願いたいものです。


今日は、なんだかとりとめも無い話になりましたが、読んでいただき

ありがとうございます。












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