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不治の病を抱いて生きるーカミングアウト [心の風景]
本格的な冬の訪れで、寒さがつのりますが、
雪国の方々、特に高齢者の方々の苦労を思うと心が痛みます。
今年も押し迫った12月20日に私は、
「肺動脈性肺高血圧症」(PAH)という心臓の病の宣言を受けました。
この病気は、厚生労働省の「難病」に指定されている病気で
発病の原因が不明で、完治の方法もまだ研究中です。
2020年現在、この病気の患者は全国で4230人だそうです。
三年生存率95.7%、逆に15年で94%の死亡率だそうです。
私はこれまで、肺がんの手術を受け、肺炎で苦労し、
重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)を煩っています。
この病気で2度緊急入院をして、命拾いをしました。
妻には大変苦労をかけています。
現在在宅酸素療法を受けています。
それでも、うつむく作業は出来ません。
床のものを拾うことさえ、難しい状態です。
でも、歩くこと自体が非常に困難を伴いますが、
頑張って散歩を続けています。
散歩には、何時も妻が付き添ってくれるので感謝しています。
この病気もよくなることのない不治の病です。
あれこれ思い悩むんではなく、残された命を大切に
生きてる喜びを感じながら、楽しく暮らしたいと思っています。
出来ることがだんだん少なくなっていく中で
今できることを生かして、明るく生き抜きたい。
しかし、風邪を引くこと自体、命の危機に陥るので
用心を重ねて、この冬を乗り切りたいと思います。
今回は、私たち夫婦が勝手に名付けた「木漏れ日の小径」を散歩しました。
今年は気候が変で、大好きなナンキンハゼの紅葉が見れませんでした。
見るも無惨な姿で立っていました。
昨年は、写真のようにきれいに紅葉をしていました。
秋の終わりは、ドウダンツツジの紅葉が一際目立ちます。
このツツジの赤い葉の色が、私はすごく気に入っています。
モミジも黄色の姿も捨てたもんではありません。
緑の中で光っていました。
木漏れ日を浴びた紅葉がひときは存在感を強調していました。
民家の入り口と電柱で紅葉している葉の広い植物が印象的です。
植物の名前は、わかりません。
白壁に影を落としてそびえる紅葉は、見応えがあります。
小径の片隅に、妻が一人遊び!
うまく出来たと喜んで、私に見せてくれました。
無邪気な妻が愛おしく思います。
空は青空、赤い実を付けた枝が風に揺れています。
人通りの少ないこの小径は、歩行者専用の道です。
ですから、自転車も乗って通ることは出来ません。
静かで、のんびりと散歩できます。
哲学の道とは、近くにありながら、大きく雰囲気の異なる散歩道です。
観光客は、ほとんどここには、きません。
まさに、地元の住民の専用散歩道と言えますね。
近くにこのような散歩道もあることに、感謝しています。
散歩していると、だんだんお知り合いも増えて、親しくお話も出来
気持ちも晴れ渡ります。
何よりも、いろんな人との爽やかな交流が、生きてる喜びを感じさせてくれます。
爽やかな交流は、まさに人生の分かち合いのように思えてなりません。
最後まで、読んでいただきありがとうございます!
灯滅せんとして光を増す! [風景]
いよいよ今年も押し迫りましたね。
暖かだった日も、急激に寒い日々の一変です。
来年のNHK大河ドラマは、源氏物語の作者、紫式部が主人公の
「光る君へ」だそうですね。
どんな内容になるのか、少し楽しみにしています。
秋の歌で源氏物語の中で、かの六条御息所が源氏に対して歌った歌
「おほかたの 秋の別れの 悲しきに 鳴く音(ね)な添へそ 野辺の松虫」
実にうまい情のある和歌だと思います。
でも、本当の作者は、紫式部(笑)
ここで我田引水ながら、娘が描いた漫画の源氏物語も、
英語版のほかにフランス語版、スペイン語版が発行されました。
日本語版は、ほかに沢山あるので出ていません(笑)
英語版のアマゾンページは
「灯滅せんとして光を増す」ではありませんが最後の紅葉は、実に美しくて燃え立つようです。
でも、夜半の嵐で跡形もなく、散り去りて、残るは、冬枯れの寂しい枝のみとなった。
哲学の道の紅葉も今年の見納めとなりました。
さよなら、今年の燃え立つ紅葉たち!
また、来年、生きてこの紅葉を眺めることが出来たらと願うばかりです。
しばらくは、寒い日々に耐えて、春を待つしかありませんね。
みなさんは、この秋をいかがお過ごしでしたか?
逝く秋の姿しばし留めん [風景]
老けゆけば、日は短かに、歳早く去りゆきて、みな夢のごとし
散歩道もすっかり晩秋の趣になりました。
昔、藤原頼実は、この時期を
”なべて世の 惜しさにそへて 惜しむかな 秋より後の 秋の限りを”
と歌っていますが、なんとなくそんな気分になる今日この頃。
枯れ葉散る道に、あでやかに咲く山茶花の花が、目にまぶしく感じられます。
散歩道の中に、2~3メートルほどの山茶花の木に、あふれるように咲き誇る花
赤い花、ピンクの花、よりも白い花が、私は好きだ。
立ち止まり、眺めていると汚れた心がきれいに浄化される思いになる。
木の根元には、敷き詰めたように花びらが散っている。
眺めていると子供の頃よく歌った童謡「たき火」の歌が
自然と脳裏をよぎっていく。
”さざんかさざんか 咲いた道
たき火だたき火だ 落葉たき
あたろうか あたろうよ
しもやけ おててが もうかゆい”
子供の頃、親にいわれて、庭の落ち葉の掃除をしました。
庭には山茶花の木があり、枯れ枝や落ち葉を掃き集めてたき火をしました。
なぜかそのころは、たき火が大好きで、喜んで庭掃除に励んだものでした。
老いてくると、昔の子供の頃のことが、すごくリアルによみがえってきます。
秋は、子供心にもしんみりとした気分になりました。
いま、その秋が目の前で、過ぎて行こうとしています。
やっぱり写真に留めたいと思いました。
ヨーロッパでは、蝶が大発生して群れていると言うけど
日本では、カメムシが大発生し、我が家にもやってきて、ひどい目に合いました。
蝶ならまだいいけど、カメムシは絶対ダメ!です。
これも気候変動の影響でしょうか?
12月に入っても、私たちの町では、気温が18度など、暖かい日が続いています。
暖かいのは、大歓迎ですが、いいことばかりでもなさそうで、戸惑う今日この頃です。
みなさんは、いかがお過ごしですか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
老後のユートピアは何処へ行った? [人生の峠]
最近、自分の老後のユートピアと現実はだいぶずれてきたような気がします。
老後は、山里の一軒家、雑木林に囲まれ、すぐそばに小川が流れ、川向こうに集落
日当たりの良い南向きの土地に大きな庭とそれにつずく畑
テラスのある平屋の木造住宅、妻と甲斐犬と猫一匹。
春はつくしを狩り、山桜を愛でて、庭には花々が咲きにおう。
夏は林の新緑を楽しみ、妻と愛犬とで畑仕事
お昼は、木陰でボンボンベット、愛犬を横に昼寝を楽しむ
秋には、紅葉の川原でバーベキュー
冬は、薪ストーブで暖かいへやで音楽を聴きながら雪景色を楽しむ。
のんびりと晴耕雨読の生活を送りたいと思っていた。
ところが、私のブログの「死の迎え方」のページに
しゅんさんのコメントが書き込まれた。
『「ヒューマニエンス」見ましたよ。
病気になってから畑作の生活が多くなり、人との会話が少なくなりました。
13年目を迎えます。
しゃべる相手は烏骨鶏と亀です。あと山の生き物たちです。
住職より曹洞宗のお経を進められ。日々読経をしています。
生死のことよくわかってきたような気がします。自然とでる言葉はお経そのものになりました。
秋の移ろいの写真・・・いいですね とっても ありがとうございます。また来ますね。
by しゅん (2023-12-02 06:28) 』
まるで私の老後ユートピアを生きてるような方のようで、すごく感動しました。
私は今、不治の難病を抱えて医者通い。
山里の生活にあこがれながら、町住まいです。
紅葉を求めて、真如堂に出かけました。
ここには、向井去来の石碑
「涼しさの 野山に満つる 念仏かな」があります。
道々南天の美しさに目を奪われました。
真如堂の門、多くの観光客でにぎわっていました。
紅葉の庭に振り袖姿は、すごくいい雰囲気です。
もみじの紅葉と銀杏の黄色が美しさを引き立たせています。
三重の塔
本堂
休憩所
境内の坂道
海外からの観光客も沢山来ていた。
国際色豊かな会話が飛び交っていた。
帰り道、皇帝ダリアの勇姿を見つけた。
自分ながら感動的な一枚だと思っています。
でも、やっぱり山里の紅葉を眺めたい。
静かな山里で、過ごしてみたいのです。
皆さんは、どう思いますか?
いよいよ師走
なにか心忙しい時期になりましたね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。