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死線をさまよって [生と死]

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2ヶ月近くこのブログともご無沙汰していました。

というのも、この間、救急入院をしていました。

5月4日の夜9時過ぎに、体調が急激に悪化して、動けなくなり

救急車で入院しました。


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5月2日私たち夫婦は、二人とも風邪を引いたらしく、

咳が出て、のどが痛くて発熱したので、発熱外来を受診しました。

コロナは陰性で薬をもらって自宅療養していたのですが

二日後、すなわち5月4日の夜間に私は、呼吸困難になり、身動きできなくなり

救急車を呼ぶことになりました。


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妻も体調不良の中、私の入院につきあい、帰宅したのは夜中の12時過ぎ。

妻はそれから九州にいる息子にSOSを出した。

翌日昼には、息子が上京、私の病院に来てくれた。

が、妻の方も体調が悪化し、6日に別の病院に入院となった。

実に我が家の一大事でした。


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息子は文字通り東奔西走し、8日の朝、仕事のために帰って行った。

急の知らせを聞いた娘が、海外から8日の真夜中関空に到着

今回の入院騒ぎで、両お隣さんもいろいろとご援助いただき、本当に助かりました。

おかげで、以前にも増して深いお付き合いが出来るようになりました。

妻も入院1週間で、無事退院となりました。


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しかし私の方は、持病があり重傷で、苦しみました。

呼吸困難が、文字通り生き地獄でした。

あまりの苦しさに即死させてほしいと何度も思いました。

十日ほど全く動けず、苦しみ続けて、やがて少し自分で食事もとれるようになりました。

肺炎や水におぼれて死ぬ人の苦しみを身をもって知ることが出来ました。


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私は持病として肺の病気で重度のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と

心臓の難病PAH(肺動脈性肺高血圧症)にの患者なので、肺炎は致命傷になりかねないのは

以前から承知していましたが、今回は、あっという間の感染でした。


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約一ヶ月の入院を経て退院できました。

もともとボロボロの体なのに、快復力は大きいと先生も看護師さんも

口をそろえて言ってくれました。

今は、自宅療養中です。

心配していた寝たきり状況には、ならずに生活できそうです。

先日やっと、近所を散歩することが出来ました。


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とりあえず、近況報告です。

これからも、ブログを愛読してくださるようお願い申し上げます。

生きてる限りは、続けていきたいと思っています。





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死の迎え方 [生と死]

急に冬がやってきた気分です。

地球温暖化の「成果」で気候変動も過激になってきているようですね。


NHKの「ヒューマニエンス」は、多くの方が見ていると思いますが、私も毎回見てきました。

その中で今週放映された番組は、私にとって非常に興味深いものでした。

タイトルが「”死の迎え方”ヒトの穏やかな死とは」です。


ヒトが老衰で死を迎えるということは、幹細胞の老化が原因だと言う。

幹細胞が老化することで、ヒトの臓器の機能が低下し、

新陳代謝、免疫も低下して、ついに老衰での死にいたるという説明は納得できた。

いくら治療を加えてもBMIが12を割り込んでいったらもう死に一直線だという見解は

すごく印象的だった。


また、呼吸が落ちて、血中酸素濃度がどんどん減少するに従って

エンドルフィンが増加し、苦しみや痛みを和らげてくれるという。

死にゆくヒトを見ている人と死にゆく人との間には、違った感覚があるようです。


かって、私の祖母が死の床にあるとき、肉親が祖母の名を呼び泣き崩れたが

顔から血の気が失せて冷たくなりかけていた祖母が突然「生き帰り」

「峠を越えていい気分になっているのに、呼び返すな!」とつぶやいて事切れた。

それは、私も祖母の枕元にいて、子供心に衝撃的な事件でした。

今考えれば、きっと老衰でエンドルフィンが一杯だったのかもしれないと思います。


死は、どんな人間でも例外なく訪れます。

どのような死を迎えるかは、どう生きるかという問いと同じように思えます。

どう死を迎えるかは、どう生きるかと同じように各自に問われている課題だと思いました。


秋を探して植物園に出かけてきました。

食欲の秋では無いが、パパオアの実を見ると食べたくなる。


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火のようなカエンキセワタ

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背丈が2m以上あるニトベギク

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同じ菊でも、こちらは「阿房宮」

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これも同じく菊で延命楽 「もってのほか」という面白い名前

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トウゴマ

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蝶とラッキョウ

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ナンゴクイヌホウズキ(ガーデンハックルベリー)

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休憩所

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雑木林は、秋が一番いい。

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静かな林の小道を歩いていると、秋が心に話しかけてくるようないい気分になります。

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紅葉したフウの木

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自然の中にいると時の流れを忘れてしまいそうです。

そして、生きていることの喜びを感じます。

幸せなひとときです。

帰り道、夕陽に照らされた木々が見送ってくれました。


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春でもなければ、朝でもないが、ブラウニングの詩の最後の2行が脳裏に浮かびます。

「神は天にいまし、全て世は事もなし」

本当は、日本も世界も事だらけで、ひどいことになっているのが現状なのですが・・・・





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