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私の晩秋 [心の風景]
毎日呪文のように新型コロナウイルスの流行についてメディアは賑やかです。
本当にこの流行は、早く終わりが来て欲しい!
本当は、晩秋こそ静かであって欲しいと思う。
私は晩秋と言う言葉のもつ雰囲気が好きだ。
田舎育ちの私にとって晩秋は、非常に趣があると共に寂しさを感じます。
その気分を心に焼き付けてしまった出来事が中学生の時にありました。
それは、偶然目に留まった朝日新聞の下段に掲載された本の広告です。
原田康子の小説「挽歌」の宣伝でしたが、30万部突破という記事と共に
丘の上で少女が画板を脇に抱えて立っているイラストだった。
詳細は忘れましたが、その広告に描かれた風景が
私の心に強烈に焼き付いてしまった。
それは郷愁と言う言葉で言い表せるような気持ちです。
私は当時、九州で、北海道なんか遠い世界でした。
故郷から、出たことも無い私が郷愁を感じるなんて、少し変ですが
その広告の北海道の風景が郷愁として心に焼き付きました。
「挽歌」を読んだのは、高校に入学してからですが・・・・
たった一枚の新聞広告が、どうして、そんな力を発揮したのか
私自身もわかりません。
以来、なぜか晩秋と挽歌が一体の物として、半世紀をこえて
私の中で生きているんです。
<晩秋の花>
メアリーローズ
かがやき
クニフォフィア
雪中花
<晩秋の風景>
フウ
晩秋の木々の風景は、いくら眺めていても飽きない。
そして、物思いに引き込まれてしまいます。
私は、まだ生きているんだ!と。
真如堂の秋 [京都の風物]
毎年秋には、真如堂に散歩に出かけます。
11月下旬が紅葉の盛りです。
真如堂の紹介は、以下ホームページから借用しました。
”真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざん しんしょうごくらくじ)といい、
永観2年(984年)に戒算上人が開創した、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。
「極楽寺と名乗る寺は多いが、ここが正真正銘の極楽の霊地」という意味を込めて名づけられ、
その本堂を表す「真如堂」が通称として定着しました。
衆生済度、特に女性をお救いくださる「うなずきの弥陀」を御本尊にまつっており、
浄土宗の開祖・法然上人や浄土真宗の開祖・親鸞聖人をはじめとする行者や、
多くの人々の祈りを受けとめてきました。
広い境内は紅葉の名所として親しまれていますが、桜や青もみじ、季節の草花による彩りも美しく、
一年を通じて散策を楽しんでいただけます。
江戸時代に再建された天台様式の本堂や三重塔などの建造物、
阿弥陀如来立像をはじめとした仏像・文化財を数多く所蔵しています。
いつ訪れても清澄な空気が漂う、洛東の隠れ寺です。”
で、今年も出かけました。
平日というのに、意外に人出が多かった。
今年は暖かい上に新型コロナウイルスの流行で、恒例の「あま酒」の旗が出ていませんでした。
妻が「手を合わせている仏像に見える」という木(わかるかなあ?)
ここは、紅葉の時期はすごい人出ですが、初詣に行くとウソのように人気が無く
まさに清澄な雰囲気で満たされていた。
帰り道にある迎称寺(こうしょうじ)は、萩の寺として知られる寺です。
暖かい日差しを浴びての午後の散歩は、心まで晴れ晴れします。