妻と散歩しながら、道行く高齢者の姿を眺めながら

「子どもの頃は60で十分おじいさん、おばあさんだったね。」と妻

「僕等は昔だったらおじいさん通り越して位牌になってるかな?」

急に妻が「村の渡しの船頭さんは、今年60のおじいさん」と歌い出したが後が出てこない。

そこで、ベンチに座って調べてみた。

歌詞を読んでいたら、歌詞に『現代版』と『オリジナル版』がアルってことがわかった。

この歌は、戦中に発表されたものですが、戦後2番以降が書き換えられたというのです。



歌詞(現代版)

1.

村の渡しの 船頭さんは

今年六十の お爺さん

年はとっても お船をこぐ時は

元気いっぱい 櫓がしなる

ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

2.

雨の降る日も 岸から岸へ

ぬれて船こぐ お爺さん

今朝もかわいい 仔馬を二匹

向う牧場へ 乗せてった

ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

3.

川はきらきら さざなみ小波

渡すにこにこ お爺さん

みんなにこにこ ゆれゆれ渡る

どうも御苦労さんと いって渡る

ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ







歌詞(オリジナル版)



2.

雨の降る日も 岸から岸へ

ぬれて船こぐ お爺さん

今日も渡しで お馬が通る

あれは戦地へ 行くお馬

ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

3.

村の御用や お国の御用

みんな急ぎの 人ばかり

西へ東へ 船頭さんは

休むひまなく 船をこぐ

ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ




童謡で思い出すのは、ある日の友人の集まりで『故郷』の歌の出だしについての

誤解です。

50代の女性が「うさぎ美味し かの山・・・」だと思っていたというのだ。

私は、もうびっくりした!!!!

『うさぎおいし、かのやま♪』の意味は「あの山で獲れたうさぎは美味しかった」ではなく、

「うさぎを追いかけたあの山」という本来の意味です。 

昔は冬季に野山のうさぎを捕まえるために追いかける「兎追い」という行事が各地で行われていました。





また、童謡として子どもに歌わせていいのかい?って思うものがあります。

その一例が『月の沙漠』です

具体的には、こちらでご覧ください!

胸にこみ上げるもの(月の沙漠


一概に童謡といっても、それが作られた時代背景や作者の思いが込められていて

それらを理解しておくことも大事に思います。



なんかとりとめもない話になりましたが、この話は、これで終わりにします。




 

 




今日は、秋のバラ園で咲き誇る和名のバラをアップしてみました。

その多くは、京都の地名などが付けられたバラです。

日本製のバラを堪能しましょうね。


桃山(ももやま)




京極(きょうごく)




円山(まるやま)




鞍馬(くらま)




貴船(きぶね)




宇多野(うたの)




大原女(おはらめ)




加茂(かも)




夕霧(ゆうぎり)




丹頂(たんちょう)




ふるさと




王朝(おうちょう)




うらら




凜(りん)




花音(かのん)




バラ園



バラの種類ってすごい数があるそうですが、それぞれに全部特徴があるようです。

バラを極めるなんて、とても私には出来ませんが、楽しむことは出来ます。

皆さんも楽しんでいただいたら、私もうれしい!

ではでは!