老けゆけば、日は短かに、歳早く去りゆきて、みな夢のごとし


散歩道もすっかり晩秋の趣になりました。

昔、藤原頼実は、この時期を

 ”なべて世の 惜しさにそへて 惜しむかな 秋より後の 秋の限りを”

と歌っていますが、なんとなくそんな気分になる今日この頃。


枯れ葉散る道に、あでやかに咲く山茶花の花が、目にまぶしく感じられます。

散歩道の中に、2~3メートルほどの山茶花の木に、あふれるように咲き誇る花

赤い花、ピンクの花、よりも白い花が、私は好きだ。






立ち止まり、眺めていると汚れた心がきれいに浄化される思いになる。

木の根元には、敷き詰めたように花びらが散っている。

眺めていると子供の頃よく歌った童謡「たき火」の歌が

自然と脳裏をよぎっていく。



 ”さざんかさざんか 咲いた道

 たき火だたき火だ 落葉たき

 あたろうか あたろうよ

 しもやけ おててが もうかゆい”



子供の頃、親にいわれて、庭の落ち葉の掃除をしました。

庭には山茶花の木があり、枯れ枝や落ち葉を掃き集めてたき火をしました。

なぜかそのころは、たき火が大好きで、喜んで庭掃除に励んだものでした。

老いてくると、昔の子供の頃のことが、すごくリアルによみがえってきます。

秋は、子供心にもしんみりとした気分になりました。


いま、その秋が目の前で、過ぎて行こうとしています。

やっぱり写真に留めたいと思いました。


















ヨーロッパでは、蝶が大発生して群れていると言うけど

日本では、カメムシが大発生し、我が家にもやってきて、ひどい目に合いました。

蝶ならまだいいけど、カメムシは絶対ダメ!です。

これも気候変動の影響でしょうか?

12月に入っても、私たちの町では、気温が18度など、暖かい日が続いています。

暖かいのは、大歓迎ですが、いいことばかりでもなさそうで、戸惑う今日この頃です。

みなさんは、いかがお過ごしですか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。