いつの間にか、桜は散りて、枝は若葉で覆われてしまった。

遅咲きの八重桜が、かろうじて花をとどめています。


来年再びこの桜の花を眺めることが出来るのだろうかとふと思った。

私のような高齢者でかつ障害のあるものにとって、コロナは脅威です。


桜の緑を眺めながら、浅野内匠頭の辞世の句が浮かんできた。


風誘う 花よりもなお 我はまた 春の名残を いかにとやせん


名句だと思う。

来年も、生きて花を見れるかどうかというとおぼつかなさがあります。

私は、コロナは勿論風邪を引いても命取りの身です。

子供達には「風と共に去りぬ」だよと伝えてあります。


昨日、やっと3回目ワクチンの案内が届いた。

遅まきながら、ワクチンの接種を受けようと思います。


ところで今、牡丹が満開です。

豪華できれいな花です。

牡丹の別名のひとつが「深見草」です。

和歌にも詠われています。


人しれず 思ふこころは ふかみぐさ 花咲きてこそ 色に出でけれ

                     (賀茂重保 『千載集』)

形見とて みれば嘆きの ふかみ草 なに中々の にほひなるらむ

                     (藤原重家 『新古今集』)

こちらも名句ですね。

春の風景と共に観賞してください。





アオナラガシワ




コバノミツバツツジ








メリオデンドロン・クシロカルプム




シダレハナズオウ







以下牡丹の花


































牡丹の種類は沢山ありますが、その中から、私の気に留まった花を一部掲載しました。

もうすぐ、芍薬も咲き始めます。

そして、バラも咲き始めました。

いろんな花を愛でることが出来てうれしい季節になりましたね。

夏も近づく八十八夜になりましたね。

新緑も美しい季節でもあります。