三江線3番目の駅は「長谷駅」
江の川沿いに道路と鉄道が並んで走っている。
鉄橋を渡るとすぐ駅である。
近くには、小さな集落があるだけの場所である。
駅は、道よりやや高い斜面上に設置されている。
この駅は、当初、仮乗降場として設置された経歴があるが
国鉄分割民営化の時期に昇格し、駅となった。
道路から階段を上がると、まず木造の小さな駅舎がある。
その駅舎から、また、階段を上がったところホームがある。
先にこの駅の写真撮影に来ていた広島の若者がいて、話をした。
彼が言うには、この駅は三次からだと日帰りできない駅だという。
三次からたった三つ目の駅なのにである。
この駅は、三江線全線で35ほどある駅のなかで、
各停の列車なのに、この駅に停車しない列車があるというのだ。
その結果、この駅から三次行きの列車が止まるのは、午前中の便だけ。
逆に三次からこの駅に停車する便は、午後だけという。
従って、三次からこの駅に来れるのは、午後であり、帰りの便は
明日の朝しかないという。
知らずに三次から列車でここへきたら、次の駅まで歩くか、
この駅舎に泊まるしか手がないというのだ。
駅舎にはトイレもないよ!
知らずに来るとトホホ・・・・・・・である。
なんでやねん!
理由はというと、もともとここは駅にする積もりがなかったが
小学生がいたので、その通学のために必要な分だけ
仮乗降場とし運用していたのだ。
従って、あの駅舎も当時の教育委員会が設置したものだという。
が、おかしいのは、駅に昇格し、小学生もいなくなっても、
当時のダイヤのまま現在に至っているという。
なにか、昔のお役所仕事みたいな話である。
従って、この駅の利用状況は下記の通りである。
駅自体がトホホ・・・・・・・なのだ!どうなってんの?