2016年5月4日

先日久し振りに吉田山に散策に出かけた。
冬枯れの枝が新緑に覆われて、初夏の雰囲気だ。
後から登ってくる人たちに追い抜かれながらも、
息を切らして登った。







妻は、途中で待っていたようであるが、待ちきれずに
さっさと先に展望台に行ってしまった。
ちょっと心配になったのか、僕を追い越していった同年代と思われる
ご婦人に聞いたら、「大丈夫です。」と言ったとか。
そのご婦人は、展望台でハモニカをしばらく演奏して、下っていったという。
ハモニカを持って、散策とは、しゃれてるなあ!



展望台に座り、大文字を眺める。
すがすがしい気持ちになる。



ここには、気をもむようなことは全くないのだが、
私に気をもませる場所というものがある。

先月24日には、高島にある知人の別荘にお邪魔した。
今年初めての訪問である。
楽しい会話も出来て、近所を散策した。
ここは、まだ寒いので、薪ストーブが活躍している。
でも、外を歩いていると、寒さはまったく感じない。







あちこちに小川があり、山の木々も新芽をつけていた。
静かな別荘地で、聞こえて来るのは、小川のささやき、小鳥たちの鳴き声
梢を渡る風の音!
沢山の別荘が並んでいるのだが、訪れているのは僕らだけ。







「実験施設・制作・展示・工場」があるというので行ってみた。
大きな建物が数棟ならんで建っていたが、誰もいないし、
中は今では倉庫になっているようで、いろんな物が置いてあった。



その建物の道を挟んで反対側には、なんと人造の池があった。
なんでここに池が必要なのかは、不明であるが、池の中の枯れ木には
イルミネーションが施されている。
夜に景色を楽しんでいたのであろうが・・・・・



さらに奥へ道が作られていて、鹿除け網が延々とあるが
みんな、もうぐちゃぐちゃに壊れている。
イノシシが掘ったと思われる穴があちこちにある。
それでも、なにやら山の上に向かって、比較的新しい道があるから
不思議である。

不思議といえば、この別荘地の入り口付近に、粋な建物があるが
一体何のために作られているのかわからない建物である。
広大な土地のあちこちに不思議な建物や場所があるのだ。

思うに、この土地のオーナーは、発想は面白いけど、
何事も長続きも、成功もしない人みたいである。
唯一、別荘の販売で少しは、うまくいったらしいが・・・・

てな、余計な事を考えてしまった。
オーナーにしてみれば、まったく余計なお世話と言いたいところだろうし、
私が心配したところで、何の意味も力にもならないのであるが
気分だけは、なんとかしてあげたくなるのは、性分なのだろうと自壊。
まったく人に気をもませる別荘地である。