「戦争法案」が衆議院で強行採決されて、暗澹たる想いでいっぱいです。
私が生まれたとき、日本は戦争末期でした。
父親は赤紙招集されて、戦場にいました。
国内は、治安維持法などで、言論の自由はありませんでした。
戦争する国は、国民に対して自由を奪います。
報道機関は、政府・大本営発表の受け売りにやっきでした。
そんな環境で育ったからか、戦争と権力には、敏感になりました。
今、再び、そんな社会になるのではという想いが強くしています。
ですから、このことについては、黙っているわけにはいきません。

そんな気持ちから先日、京都円山音楽堂で開かれた集会に参加してきました。
それは『戦争反対 平和がだいすき とめよう戦争法 声をあげよう7・18大集会』
主催とよびかけは、『戦争立法N0!京都アクション』

参加して最も印象的だったのは、京都弁護士会の姿です。
京都弁護士会の歴代の会長が壇上に集まり、現会長の白浜徹朗さんが
代表して挨拶をしました。
弁護士会は、戦前、戦争に協力したことを深く反省し、立ち上がったという。



『戦争アカン!京都おんなのレットアクション』の若い女性達を代表して
田中めぐみさん(29歳)が挨拶に立ちました。
和服姿の方も居ました。



また、学生のSELDs KANSAIの代表の挨拶もありました。



京都北区で戦争体験記録「ぼうくうずきん」を発行した栗阪啓子さんの報告には
涙が出そうでした。

主催者発表で4,000人を越える方が参加しているということで、会場に入りきれない
状態でした。
募金も70万円をこえたそうです。
もちろん私も応募しました。



最後に集会アピールが採択されました。



アピールには大賛成です。
その後、京都市役所前までの長蛇のパレード。
都合で遅れてきた友人も加わり、炎天下を歩きました。
アピールカードを掲げてのパレードです。

  

民主主義は、国民一人一人が声を上げないと守れないと言うことを身にしみて感じました。
そして、今、日に日に声を上げる人たちが増えていることに、勇気をもらっています。

今の安部政権は、本当にひどいと思います。
原発問題、基地問題、社会保障制度の改悪、労働法の改悪など本当に国民を痛めつける
事ばかりです。
民意無視の独善的国会運営など座視しているわけにはいきません。
自由で平和・人権尊重の豊かな社会を心から望みます。