元旦の朝、新聞の読者欄で心温まる記事を見つけた。


『8人の集落で除夜の鐘つき』

筆者は、富山県南砺市の黒梅明さん75歳

曰く

「山の中、限界集落の古民家で一人住まいをしています。

かって40軒くらいあった集落も今は4軒です。

自然豊かで、棚田に谷水をひき無農薬無施肥の自然米が作られています。

村には、廃寺になった歴史ある寺があります。

残っている鐘楼は立派なものです。

私が撞木を新しく付け替え、一昨年の大みそかに除夜の鐘をつきました。

川下の集落の方にも呼びかけ、みんなの健康と地域の発展を願い、交代で

百八つきました。

8人の集落に30人もの人が集まり、かたわらの小屋で暖を取り、

するめを焼き、年越そばを食べ、お神酒もいただきワイワイ楽しくやりました。

気持ちのいい新年でした。みんな喜び、ずっと村の行事として取り組むことになりました。・・・」


読んでる私も気持ちのいい新年になりました。

除夜の鐘がうるさいと近所から苦情がでて、取りやめる寺も出ているという悲しい現実が

あるなかで、自分たちの手で除夜の鐘を契機に人の輪も広がってるこの村に拍手を送りたい。


ところがこの記事を読んだ日の夕方、能登半島を中心にした大地震が発生!

限界集落のの人たちは、どうしてるだろうかと心を痛めることになった。

きっと、みんなで助け合って、この災難を乗り越えて行くだろうと思う。


私の散歩道である哲学の道でも午後4時になると法然院の梵鐘が聞こえてくる。

思いにふけり、時間を忘れていたときでも、梵鐘が我に返してくれる。

穏やかな鐘の音は、風情を醸し出してくれます。

私には、うるさいなどとは、全く思いもつかぬ事です。

むしろ、散歩の楽しみでもあります。


その散歩道に今も尚マユミが赤い実を付けて迎えてくれます。



冬枯れの桜の木の哲学の道の入り口


春ならば、桜が咲き乱れ、人混みで賑わうのですが・・・・・


柿が愛の名残を伝えてくれます。



見上げれば、冬枯れの巨木が季節を実感させてくれます。



フト足下に目が行くと野草の花が妙に生き生きとして鮮やかに感じられます。


なぜか少し救われたような気分になりました。


南天の赤い葉が日に照らされて、印象的でした。



でも、この道で今一番は、なんといっても山茶花です。





赤い山茶花もいいにですが、私は白い山茶花が好きです。

立ち止まって、眺めていると、心が洗われる思いがします。



山茶花の並木道は、お気に入りの場所です。



この道を散歩するようになって、山茶花の花が大好きになりました!

散歩が日課になりました。

二人で散歩楽しんでいます。

みなさんは、いかがお過ごしですか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。