残暑は、相変わらず厳しいがお盆が過ぎて、故郷の写真を眺めていると

懐かしい故郷に心が満たされることがある。




望郷の道-1



雑木林に囲まれた故郷の道の向こうに懐かしい生家が私を待っている。

そう思うと足取りまでが速くなる。

そこには子供の頃の思い出が手を広げて私を待っている。

懐かしい人たちの笑顔が待っている。

生家が玄関の戸をいっぱいに開いて待っている。

初恋のときめきが今も私を呼んでいる。

今は亡き両親がおだやかに迎えてくれる。

なにもない山里だけど、

私には、沢山の命の輝きと思い出で満ちている。

私の生家につながる道

私の生きた道だ。




故郷でも吾亦紅が咲き始めていることだろう。




この時期になるとすぎもとまさとの歌「吾亦紅」が聞こえてくるようだ。