2017年1月6日(金)

最近では珍しく雲一つ無い快晴の日だった。
だけど、少し風は冷たい!
こんな日は、河原で散歩に限ると出かけた。
出町柳から鴨川の河川敷にでる。

ここは、手前が高野川と奥くの賀茂川が、合流する地点で
ここから下流域が鴨川となる。
昔は、この川も暴れ川で何度も洪水を起こしている。

平安末期に権勢をふるった白河法皇は、
自らの意に沿わないもの(天下三大不如意)の筆頭に
「賀茂の水」を挙げている。
ちなみに「天下の三大不如意」とは、
1、賀茂川の水 2、双六の賽 3、山法師である。
なかでも、長い歴史の中で人々を悩ましてきたのは
この治水である。

鴨川の流れは、伏見区で桂川と合流し、
さらに南下して宇治川・木津川と合流し、
淀川となって大阪湾に注いでいる一級河川である。
川の講釈は、私の散歩とはなんの関係もないですが(笑)

花のない川の土手には、赤い葉の植物が妙に映えている。



子供達は、飛び石ではしゃぎ、二つの川を越えていく。





柳は、まだ葉をつけて、風に揺らぎ





アオサギは肩をすくめてたたずみ、シロサギは、抜き足差し足で進む





カモはむれ、騒ぎ、小鳥たちはさえずる。













センダンは、青空にそびえ、ドウダンツツジは、地に燃えている。





向かいの土手道では、愛犬を連れた人とマラソン人が行き交う。
「神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し」という
ロバート・ブラウニングの「春の朝」の一節が脳裏をよぎる。

が、本当にそうなんだろうかと思う。
「格差」広がる日本で桜の木に寄生しているような人たちの繁栄は容認しがたい!



私は「すべて世は事だらけ」の気がするのだ!