いよいよ6月になりました。

6月と言えば、梅雨、先日の大雨は梅雨とは、無縁のことです。

梅雨と言えば、あじさいの花

街でもあじさいの花を見かけるようになりましたね。

この花は、私にとっては、何回眺めても、飽きない花です。


あじさいで何時も思い出す、忘れられない詩があります。

それは、教科書に掲載されていた三好達治氏の「乳母車」

子供の私に大きな衝撃を与えた詩です。

その出だしがなんと


「母よ

 淡きかなしきもののふるなり

 紫陽花いろのもののふるなり

 はてしなき並木のかげを

 そうそうと風のふくなり」です。


意味がどうだという前に言葉の芸術に魅せられた気がした。

なにかとてつもない世界にとりつかれたような気分でした。


「泣きぬれる夕陽に向かって

 轔轔(りんりん)と私の乳母車を押せ」


まさに言葉を使って創作された素晴らしい芸術品だと思った。

学校の国語の教科書は、本当に一生心に残るものがあります。

この詩に出会って、私は詩が好きになりました。

私も「紫陽花いろのもののふる道」を歩きたい!









































久しぶりにササユリの花に出会いました。

野生のササユリは、人間の心ない乱獲で姿が見られなくなった地域もあります。

乱獲はやめて、眺めるだけにしてほしいものです。




私の故郷では、子供の頃ヤマユリが田んぼや野原にたくさん咲き誇っていました。

でも、今は、ささやかに存在するのみとなっています。

原因は、球根を人間とイノシシが掘り返して、食べているからです。

まさに獣害(笑)に遭っています。

今では、庭先までイノシシや鹿が出没する始末です。

花類は、特に鹿によって食い荒らされ、残された花は毒草ばかり!

悲しい現実があります。

都会の人は、実感が無いと思いますが、田舎へ行けば田んぼや畑、家の周りに

網が張り巡らされているのを見ることができると思います。


話があちこちしましたが、今日はこれで終わります。

ではまたね。