明日は雨と云うことで、今日の天気は、曇り!

晴れていたら、暑くて汗をかく散歩も、涼しいものになった。


道路より一段と高い哲学の道のベンチに腰を下ろし、二人寄り添って、

私は妻が買ってきてくれたコーヒーを飲む。

妻もカフェオーレを美味しいといって飲んでいる。

黒い雨雲が頭上を流れていく。

今日は人も車も少なく、吹く風に騒音はかき消されている。

ただ、風が桜の枝を揺すりながら、吹き抜けていく。

なんともいえないさわやかな気分になる。

ふと、天国って、こんな感じ何ではと思った。


天国といえば、死後の世界のことだと思い込んでいたが

今、自分が座り、生きているこの世界も天国といえるのではと思った。


あの世の天国は、悩むや苦悩のない世界なのだろうが、

この世の天国は、悩みも苦悩もあるが、それでも尚、

道行く人々にさえ、慈しみを感じ、おだやかな気分でいれる。

そんな世界ではないかと感じた。


半世紀を共に生きた妻と、いまこの時を二人で楽しめる幸せに

心が満たされた。

まさに、これは私の天国です。


さて、散歩は、いろんな花たちとの出合の機会を与えてくれます。

花を愛でながら歩くのも、楽しい楽しいひとときです。


そこで、心に留まった花たちをアップしました。


キングサリ




セイヨウバイカウツギ




ハクチョウゲ




ソシンローバイ




アーモンド




ドイツアヤメ チャーターオーク




エウフォルビア マルチニ アスコットレインボー








グラディオルス コツムニス




クレマチス ジョセフィーヌ



花たちは、人が見ようが見まいが関係なく、美しく咲き誇ります。

きっと花は、自分自身を生きているのでしょう。

私も体は老いても、心に花を咲かせたいと思います。




花から眼を空に映せば、明るい緑をまとった木々の姿が

心を満たしてくれます。

今は、本当に自然の息吹に満ちた季節ですね。