故郷の山河の続編になりますが、晩秋の岡城跡を訪れました。

岡城跡は大分県竹田市にある城跡ですが、

この城跡の麓に高校時代の母校があります。

高校時代よく岡城跡で友人と遊びました。

ここは、私の青春が息づいている場所なんです。


「荒城の月」の作曲者である瀧廉太郎もこの町にすんだことが有り、

この岡城跡を彼も訪れていて、この城跡をイメージして

土井晩翠の詩「荒城の月」に曲をつけた。


二の丸跡に彼の銅像が建っています。





     荒城の月



             土井晩翠作詞

             瀧廉太郎作曲



1.春高楼(こうろう)の 花の宴(えん)

  巡る盃(さかづき) 影さして

  千代の松が枝(え) 分け出でし

  昔の光 今いずこ


2.秋陣営の霜の色

  鳴きゆく雁(かり)の数見せて

  植うる剣(つるぎ)に照りそいし

  昔の光 今いずこ


3.今荒城の 夜半(よわ)の月

  変わらぬ光 誰(た)がためぞ

  垣(かき)に残るは ただ葛(かずら)

  松に歌う(うとう)は ただ嵐


4.天上影は 変わらねど

  栄枯(えいこ)は移る 世の姿

  映(うつ)さんとてか 今も尚

  ああ荒城の夜半の月






岡城跡は、海抜325mの台地、その広さは実面積で100万㎡で

東京ドーム(46.755㎡)の22個分にあたる。

大野川の支流、稲葉川と白滝川が合流する間の舌状台地上に築かれ、

川岸からそそり立つその姿はかつて

「難攻不落」と言われた天然の要塞であったことを感じさせられる。

岡城は、文治元年(1185)大野郡緒方荘の武将緒方三郎惟栄(これよし)が

源頼朝と仲違いをしていた弟 義経を迎えるため築城したと伝えられる。










遠く九重連山が見える。


















                    二ノ丸跡










                  本丸跡




                   西の丸跡




       大手門から夕日を浴びた眼下の大野川(白滝川)を望む。







                 大手門坂の紅葉










古城に夕暮れが訪れた!

遠くの山は祖母山




駐車場のある通路にも夕闇が迫ってきた。

おまけに霧まで掛かってきた。

家路につく時間となりました!!