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さよなら三江線 シリーズ10 作木口駅 [三江線]

三江線は作木口駅から島根県になる。

島根県邑智郡邑南町

江の川を挟んで対岸が広島県三次市作木町なのだ。

作木町から赤い橋を渡ったところに駅がある。


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作木町への入り口と言うことで「作木口」と

名付けられたのであろうか?

なんで「邑南」駅とか

この地域の名「上ケ畑」にしなかったのだろうかと疑問が残る。


この上ケ畑地域は、眺めると民家は5~6軒あるだけ!

さみしい地域だ。



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踏切を渡り山側には広場があり、神社の鳥居が見えた。

末広がりの木造の鳥居には「管津彦神社」と書いてある。

その鳥居を覆うように桜が満開だった。


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振り返れば、対岸の山には山桜!


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再び赤橋をわたり、国道375号を北上

国道の傍の分かれ道に満開のしだれ桜の木が一本!

春満開って雰囲気である。


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作木口駅は、寂しい駅ながら、利用者は見ると

これ、以外に利用者多のだ。

これもなんだか不思議な気がする。


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もしかしたら、この利用者は対岸の作木町の人たちなんだろうか?

それで作木口駅なんだなと、一人勝手に想像した。




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さよなら三江線 シリーズ9 香淀駅 [三江線]

8番目の駅は香淀駅

式敷駅を過ぎると江の川は、西に向かって流れていたのに

大きく北に向かってUターンして香淀駅では東向きに流れている。

江の川は、とにかく、大蛇行の川なのだ!


この駅の駅舎は、式敷駅よりさらに立派な駅である。

駅前は舗装された広場と芝生の広場が有り

芝生の中にはベンチもある!


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バス停も有り、駅舎の横は屋根付きの駐輪場になっている。



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駅舎の中は、木のベンチ、立派なトイレもある。


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ホームは、駅舎を出て,少し高くなった場所にある。

ホームの幅は狭くて単線のホームである。



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振り返ってみると、テンテンとある民家はみんな新しく

大きくて堂々とした構えである。

見比べると立派に見えた駅舎は、貧相にさえ思えてくる。

式敷駅よりも利用者が格段に多のだろうかと調べてみると

逆に少ない!

どういうこと!


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式敷駅もそうなのだが、ホームに屋根付きの建物があるのに

別に駅舎があり、それが駅によって大きく異なるのは

どういうことなのだろうか?




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さよなら三江線 シリーズ8 式敷駅 [三江線]

式敷駅は、しゃれた駅舎がある駅で、駅前は広いアスファルトの広場が有り

車が数台止められるようになっている。

傍には、美容室もある。

初めて近くにお店のある駅だ。


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駅舎の中の壁には開通式などの大きな写真パネルが

横一列に掲示されていた。



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三江線の企画ポスターが貼られていた。

廃線に伴い、記念の企画らしい。



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ホームに上がるには、線路を越え行かなければならない。

これまで見てきた中で、一番長いホームのように思う。

この駅は利用者が多のだろうかと思った。


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駅の向かいの江の川には、真っ赤な鉄製の橋が有り、

すごく印象的である。


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周辺は、そう広くはないが、平地が有り

畑になっていて、トラクターが1台稼働中だった。

人の姿は、そのトラクターの運転手だけ!


利用状況をみると、確かにこれまでの駅からすれば

利用者は多いようだ。


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駅舎の姿が利用者を反映しているようである。

回りの民家も比較的多く思えた。




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さよなら三江線 シリーズ7 信木駅 [三江線]

駅を探すのに苦労した。

このあたりなのだがと車を止めて探す。

周辺は、平地のない斜面に民家が点在している。

どこへ行くにも坂道ばかりである。

遙か下に江の川が流れていた。

その川縁に駅らしきものを発見!

よくよく見ると「信木駅」の看板有り!


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が、駅に行くには、なんとも急な坂道がまっすぐに!

膝が笑いそうな坂だ。

うっかりすると駅まで転げ落ちそうな坂なのだ。

ここの人たちは、毎日坂道を歩いているから

これでも問題じゃないのかも知れないが

私は、ごめんだ。

雪の日なんか、とんでもない事になるんじゃないだろうか?


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川向かいに人家が見えるが、そこに行こうとすれば、一駅分歩かないと橋がない!

近くて遠い民家なのだ。


でも、以外とわずかながら利用者はいる。


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この駅には、トイレがある!



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さよなら三江線 シリーズ6 所木駅 [三江線]

三次から5番目の駅は、所木駅なのだが、これを発見するのに苦労した。

なにしろ斜面を走る県道の遙か下の方にあるのだ。

それも駅の看板がなければ、

大きな看板の上がっている「石樵建工」の小屋としか思えないたたずまいである。

周辺は、集落と段々畑が広がっている。

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坂道をすたこら下りた川沿いに駅がある。


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この駅の利用状況は下記のとおりである。

さびしいね。


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途中で椿の咲き誇る木が、蔵の傍に立っていた。


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ここも民家はあるが、人影はない!



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さよなら三江線 シリーズ5 船佐駅 [三江線]

江の川を右手に見ながら進む。

左手は、鉄道と並進、人家は全くない!

何しろ左側は、ほとんどが切り立った崖になっているのだ。

崖を削って鉄道と道路を設置したというのが正しいのかも知れない。


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カーブを曲がると突然、平地が現れた。

そこが船佐駅の広場である。

広場を挟んで川側に待合室がある。

トイレもある!


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中には、椅子あり、ノートが置かれている。

旅行者の記録が残っていた。


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広場の中央には、柱と屋根だけの建物がある。

これって一体何に使われているのだろうか?

市場?

駐車場?
聞いてみたいけど、人影はない。
数件の家があるけど、シーンとしている。


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ホームに向かう。


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ホームは意外と長い!


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しかし、静かな集落である。

人家は4軒ぐらいしか無いのに、駅は広い!!!

耳をすますと、江の川の流れの音しか聞こえてこない!


それでも利用者数を見ると、少し安心するけど、

ここ以外に人家はないけど、どこから利用者は来るのだろう?


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ここの民家の人たちが、毎日利用しているだけなのだろうか?

よそから、ここで下車しても行くと来ないのでは・・・・・・・

一人余計な心配ばかりしてしまった。

次へ行こう!







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さよなら三江線 シリーズ4 長谷駅 [三江線]

三江線3番目の駅は「長谷駅」

江の川沿いに道路と鉄道が並んで走っている。

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鉄橋を渡るとすぐ駅である。

近くには、小さな集落があるだけの場所である。

駅は、道よりやや高い斜面上に設置されている。

この駅は、当初、仮乗降場として設置された経歴があるが

国鉄分割民営化の時期に昇格し、駅となった。

道路から階段を上がると、まず木造の小さな駅舎がある。


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その駅舎から、また、階段を上がったところホームがある。


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先にこの駅の写真撮影に来ていた広島の若者がいて、話をした。

彼が言うには、この駅は三次からだと日帰りできない駅だという。

三次からたった三つ目の駅なのにである。


この駅は、三江線全線で35ほどある駅のなかで、

各停の列車なのに、この駅に停車しない列車があるというのだ。


その結果、この駅から三次行きの列車が止まるのは、午前中の便だけ。

逆に三次からこの駅に停車する便は、午後だけという。

従って、三次からこの駅に来れるのは、午後であり、帰りの便は

明日の朝しかないという。


知らずに三次から列車でここへきたら、次の駅まで歩くか、

この駅舎に泊まるしか手がないというのだ。

駅舎にはトイレもないよ!

知らずに来るとトホホ・・・・・・・である。


なんでやねん!


理由はというと、もともとここは駅にする積もりがなかったが

小学生がいたので、その通学のために必要な分だけ

仮乗降場とし運用していたのだ。

従って、あの駅舎も当時の教育委員会が設置したものだという。


が、おかしいのは、駅に昇格し、小学生もいなくなっても、

当時のダイヤのまま現在に至っているという。

なにか、昔のお役所仕事みたいな話である。


従って、この駅の利用状況は下記の通りである。


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駅自体がトホホ・・・・・・・なのだ!どうなってんの?











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さよなら三江線 シリーズ3 粟屋駅 [三江線]

三江線2番目の駅「粟屋駅」は、まるで民家の庭の中にあるような駅で

私は少し落ち着かない。

どこからどこまでが駅の敷地なのは不明で、民家の玄関がすぐ横にある。

民家からすれば、まさに庭先駅なのだ!

数件の民家に取り囲まれるようにして、駅舎がある。

線路の向こうは、田んぼが広がっている。

のどかそのもので、駅だけでなく、民家にも人影がない。

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この駅の利用者数をみて、またまたびっくり!


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ほとんど利用者がいないような状態なのだ。

お庭に列車がやってくるというのに・・・・・・・・


でも、私はほっこりさせて貰いました!


次回は、三番目の駅「長谷駅」

世にも不思議な駅です。







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さよなら三江線 シリーズ2 尾関山駅 [三江線]

それでは、三江線各駅の紹介をします。


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三江線の始発駅である三次駅から最初の駅が”尾関山駅”である。

駅は、江の川の堤下にあり、近くには尾関山公園がある。

まずは駅舎、ホームは駅舎の奥にある。


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ホームから見た駅舎


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ホームから江津方面の眺め


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三次方面の眺め


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駅は三次市の市街地の西の外れに位置している。

この駅の最近の利用者数は、見てびっくり!


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これじゃJRもトホホ・・・だろうなあ。


駅の上の土手道に行くと土手沿いに桜並木が続いていて満開!だった。


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橋を渡ると「落岩」というとんでもない名前の交差点があり、「歴史街道」になる。

橋の上から江の川を眺める。奥に見える橋は、三江線の鉄橋である。


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三江線も江の川を渡り、しばらくは、江の川沿いに左岸を走ることになります。


で、次回は2番目の駅「粟屋」です。よろしく!




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さよなら 三江線 シリーズ1 [三江線]

ひょんな事から、三江線の魅力に取り憑かれた。
きっかけは、潮駅周辺の桜並木の写真を偶然webサイトで見たことである。


駅前の道路に沿って、桜並木が続き、赤ちょうちんが並んでいた。
が、桜満開の道には人影はなく、田舎の明るい、のんびりとした風景だった。


私は、なぜかこの人影のない桜の名所に心を奪われ、
桜の時期に一度は訪ねてみたいと思っていた。


で、今年三月、潮駅の近くにある「潮温泉大和莊」に電話してみた。
平年ならだいたい4月10日頃が満開の時期という。
ところが、鉄道の方は、3月31日で廃線になるということだった。
私は、車で行くつもりなので、廃線は問題ないのだが・・・・


今年は3月というのに妙に暖かく哲学の道の桜があっという間に
開花して花の盛りとなった。
あわてて、大和莊にもう一度問い合わせの電話を入れたら、
女性の方が対応され、桜の開花状況を聞くと
「五分かな、八分かな」という。
「どっちやねん」と言いたいところをぐっとこらえて、
早速出かけることにして、連泊で宿泊予約を入れた。


しかし、よく考えてみれば、まもなく廃線になる三江線の
今後ひたすら朽ちていくだけの駅の姿を写真にとどめてはどうかという
思いがむくむくとわいてきた。


私は鉄道マニアではないので、電車や人のいない、素肌の駅をと思った。
これが今回の旅のいきさつである。


詳しくは、朝日新聞の記事に譲るとしても、この線は
広島県三次市と島根県江津市結び、江の川にそって山間部を走る単線の
路線である。


開通当時から、山間部のため利用者は少なかったという。
1987年(昭和62年)に一日平均乗車数が458人だったのが
2016年(平成28年)には、83人となったらしい。
いわば大赤字の路線なのだ。


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                       (朝日新聞 朝刊 2018年4月1日付)



さすがに最後の日は、いつも1両だったのを3両に増やしたが
鉄道ファンが押しかけて、ぎゅうぎゅう詰めだったとか。
ご苦労様です。


そこで次回から三江線三次駅から最初の「尾関山駅」から「粉淵駅」の各駅のシリーズを

始めます。

案内役は、私の分身(笑)がいたします。


花を愛でる分身!


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ではでは!


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