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紫陽花のうた [花]
やっと雨が降り、なんとなく梅雨らしくなって来た。
けれど、九州南部などは、今度はどしゃぶりで、災害に見舞われている。
地球も怒っているみたいな気がする今日この頃です。
7月4日告示、7月21日投票日の参議院選挙が始まりました。
安部一強でやりたい放題の悪政を止めるために闘っている野党が伸びて欲しいと思う。
そして、何よりも多くの国民が民主主義の基本である投票権を軽く見ないで、行使して欲しい。
自分には関係ないと棄権する人が多いけど、大いに関係しているのに見えてないだけと思う。
偏見や先入観にとらわれず、冷静に見れば、見えてくる物があると思う。
政治を軽くみたり、敬遠しても、結局我が身に降りかかってくると思う。
話は変わるが、今は、紫陽花の季節
紫陽花といえば、梅雨の雨に濡れた花を私は想起する。
私にとっては、紫陽花と梅雨の雨はセットで心に焼き付いている。
が、その雨に濡れた紫陽花が写真に撮れなかった。
夕日に映える紫陽花を眺めていると思い出すことがある。
それは、高校時代の教科書にもあった三好達治の詩「乳母車」
なにか強烈に私の心をとらえて、忘れられないのである。
今、読み返してみても、やはり、ステキな詩であると思う。
乳母車
母よ
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あじさい)いろのもののふるなり
はてしなき並樹(なみき)のかげを
そうそうと風のふくなり
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あじさい)いろのもののふるなり
はてしなき並樹(なみき)のかげを
そうそうと風のふくなり
時はたそがれ
母よ 私の乳母車(うばぐるま)を押せ
泣きぬれる夕陽にむかって
轔々(りんりん)と私の乳母車を押せ
母よ 私の乳母車(うばぐるま)を押せ
泣きぬれる夕陽にむかって
轔々(りんりん)と私の乳母車を押せ
赤い総(ふさ)ある天鵞絨(びろうど)の帽子を
つめたき額(ひたい)にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり
つめたき額(ひたい)にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり
淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知っている
この道は遠く遠くはてしない道
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知っている
この道は遠く遠くはてしない道
紫陽花つくしで今日は終わりにします。よろしく!