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読書の秋「親と子」 [本]

10月も中旬なって、やっと涼しくなるようですね。

気温の変化が激しい季節です。

先日、コロナワクチンの4回目接種券が郵送されてきました。

最初はワクチンの接種を躊躇していたので、遅れをとっています。


さて、先日友人に勧められた本をやっと読む気になって読みました。

永六輔氏の「親と子」というタイトルの本(岩波新書)です。

親子の関係を書いていて、気軽に読める本だった。

彼に言わせると昔は親子の関係はタテだったけど、今はそれが壊れて

なんだかヨコになっているのではという。

表現が言い得て妙です。


『子どもの世話にならないとか、嫁の世話になりたくないとか、

これは、絶対に口にしてはいけません。

ー世話になるときに、とりかえしがつかなくなる言葉です』


『教師として、教育の崩壊なんて言われたくありません。

家庭が崩壊して、それから教室、その次が教育でしょう。

夫婦・親子が崩壊しているのを何とかしてください。』


『教室内で、子どもが落ち着きがない。

この事情を説明しようと、PTAを開きましたら、

教室に集まったPTAは、もっと落ち着きがないんです。』


永六輔、さだまさし、淀川長治、和田誠の各氏の誕生日が

4月10日だそうです。そこで誕生会をしようと淀川さんを食事に

招待したら断られた。その理由が

『わたしは母と一緒に過ごします。

誕生日というのは、自分が祝ったり祝われたりする日ではありません。

お母さんに感謝する日です。

母と食事をするなり、いなければお墓に行くなり、母を考えて過ごす日です。』


この言葉には感動しました!


『介護保険だと、「要支援』と「要介護度」が五段階になっていますが、これを「孝行」を

中心に七段階にして考え直しましょう。

1 孝行な子どもがいて、元気

2 ひとり暮らしで、元気

3 ひとり暮らしで、病気

4 子どもが不幸で、元気

5 子どもが不幸で、病気

6 嫁と戦って、元気

7 嫁に負けて、病気』


なんだか笑えてきます。


『朝日新聞の記事でしたが、子どもに、「親の言われる言葉で、一番嫌いな言葉を

三つあげなさい」というアンケートとったんですね。同時に、お母さんたちを集めて、

「子どもが言う三つはなんだと思いますか?」と聞いたんです。』

その結果母親あげた三つは、

「静かにしなさい」

「勉強しなさい」

「お手伝いしなさい」

それに対して子どもが上げた三つは

「どうせ、あんたはそんな子よ」

「あんたなんか、うちの子じゃない」

「あの子と付き合うのはやめて」

これは、子どもをとても傷つける。なにか指示されることより、自分に対する

親の評価の方が子どもにとって大事なんですね。


子どもの視点は、大人が思いもよらないものが良くありますよね。

この本から引用します。


『ところでぼくは、ラジオで「全国子ども電話相談室』というのを長いあいだやっています。

・・・・・・・・・・・・・

「うちにそばにコンビニエンスストアができたの」

「ああ、よかったね。で、どんな質問?」

「二四時間やってるの、三六五日お休みないの」

「ああ、そう。それで、なんか質問があるって?」

三六五日休まないで二四時間営業なのに、シャッターがついてるのは、どうしてですか?」

・・・・・・・・

「あのね、動物園に行ってきたの」

「動物園で何をみたの」

「シマウマを見てきたの」

「ああ、そう。シマウマが好きなんだ。で、質問は?」

「シマウマの縞は白地に黒の縞ですか、黒地に白の縞ですか」

・・・・・・・・・・・・・・・

「ヘビはどこからが尻尾ですか」というのがあって、みんなで「どうしよう、どうしよう」(笑)

「ヘビだってものを食べるだろう、食べたら出すところがあるはずだから、その出るところから

後ろが尻尾なんだ」(笑)』


番組で「大人になったら何になるか」と聞いた。

ところが、その四十何番目かに「天皇陛下」といのがあった。

で、その子に電話して聞くと、天皇陛下になるにはどうしたら良いかと

とことん聞いてくるので、それは無理だと説明するが納得しない

そこで

『どうしてそんなに天皇になりたいの?』と聞くと応えがふるってる。

『だって、楽そうだもの』

大人が子どもに振り回される事態が続出のようです。

ちょっと長くなったので、ここでこの話は終わります。


写真は散歩道で出会った風景です。


ネコジャラシ

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キバナセンニチコウ

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飛行機雲

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露草

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ザクロの花

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落ち葉の小径

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散歩道

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芙蓉

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ピラカンサ

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お地蔵さん

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夕暮れ時 お家に帰ろう!

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夕暮れ時は、なぜかほっこりするような気分になり、我が家が恋しくなります。


以下は、大学時代の親友が頑張っている取り組みのおしらせです。

もし、機会があれば、京都会場へのご参加をお願いします。


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では、またお会いしましょう!










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コメント 4

ファルコ84

こちらも秋の気配で、朝方は布団にくるまりがちです。
この頃、小さい字が見にくくなりました
残念ながら、読みやすい本しか手に取らなくなってます。
by ファルコ84 (2022-10-19 10:09) 

kohtyan

石畳に落葉、秋の風情ですね。
道端にお地蔵さん、よく見かけますが、日本人の民間信仰は根強いものが
あります。周辺の方々がお世話をされているのでしょう。
by kohtyan (2022-10-19 10:20) 

風の友

ファルコ84さんへ
私も小さい字が読み辛くなりました。
特に昔の文庫本は、苦労します。

by 風の友 (2022-10-26 01:17) 

風の友

koutyanさんへ
秋の風情が深まりつつありますね。
京都では、お地蔵さんは、各町内に必ずあります。
8月には各町内で地蔵盆の行事をしています。
京都の特徴かも知れませんが・・・・
by 風の友 (2022-10-26 01:20) 

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