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懐かしい湖北の湖愁 [風景]
2016年10月13日(木)
十数年ぶりに余呉湖を訪ねた。
途中に伝説の「天女の衣掛柳」が大きな幹をうならせていた。
が、これが柳の木?
私達が知っている柳とずいぶん違うように思うのであるが・・・・
深い詮索は、やめて、まあ楽しみましょうと歩く。
レストラン余呉湖で昼食。
庭ではバラが咲き誇り、この地方には珍しく白樺の木が青空に揺れて、
秋の到来を告げていた。
ここ、余呉湖は30年ほど前に、余呉湖の一番南側の湖畔にあるホテルに
義理の父母と家族で宿泊したこともある懐かしい場所である。
湖畔にある集落では、コスモスが咲き乱れていた。
柿の実る集落を抜けて、奥に進むと「夜泣石」の碑があった。
奇想天外な伝説ではあるが、これも深く考えにで、景色を楽しむ。
例のホテルにたどり着くと、そこは雑草に囲まれて、廃墟となっていた。
かっての賑わいは嘘のようである。
登山者の一団が道に下りてきた。
みんな中高年!
老人パワーがあふれていた。
人気もまばらな余呉湖観光館を横目に木の本に引き返し、
塩津街道を走る。
こちらは琵琶湖
塩津バイパスの入り口交差点にあった大きなレストランも廃墟となっている。
かって、沢山の車が止まり、盛況を極めていたのに、どうしたことだろう?
雑草のみが盛況を極めている。
湖畔沿いの道を走っていると、竹生島が見えてくる。
少し肌寒いのに湖上では、ヨットが走っていた。
しばらくしたら、沈没!
一瞬船の人も見えなくなった!
が、なんと、すぐ体制を取り戻し走り出した。
沢山の赤とんぼが桜の枝先に一匹ずつ止まって、僕らを眺めている。
塩津から、今度は海津大崎へ向かう。
ここでも車との出会いは、ほとんど無い!
春には、桜並木に桜が咲き誇り、多くの観光客がやってくる。
が、今は人気も無い。
雑草に囲まれて、鉄扉は傾き、きれいだったガーデンも荒れ果て
地中海のホテルのようなしゃれた建物は、眠りこけていた。
観光船乗り場には、船さえない。
奥琵琶湖マキノグランドパークホテルでティタイムにした。
窓から琵琶湖が一望できる。
が、ここでも来客は、僕らとお一人様だけ!
懐かしさと共に寂しさを感じるドライブだった。
昔のあの賑わいは、どこへ行ってしまったのだろうか?
なんだか浦島太郎の気分になった。
しかし、僕らには楽しいドライブになったことは間違いないのだ。
余呉湖というと中国にある湖のように思ってしまいます。
by 斗夢 (2016-10-16 06:33)
木之本と言えば4,5年前に行った鶏足寺の紅葉を思い出します。もうすぐですね。
by takenoko (2016-10-16 08:20)
こんばんは。
最近の観光地の衰退の激しさは何故でしょうか?
テレビ等で報道されると人いっぱい、でも、、、、、、?
これも日本人の気質でしょうか?
by cyoko1112 (2016-10-17 21:22)
流行り廃れはあるものですが、この状況はなかなか寂しいですね・・・
何か打破するものがないと・・・
by 名犬ゴン太の兄 (2016-10-18 00:59)
斗夢さんへ
中国で有名なのは、洞庭湖ですよね。
島の詩人李白が、湖に移る月を捕まえようとして、
船から落ちたとか(笑)いう話もあります。
by 風の友 (2016-10-24 22:54)
takenokoさんへ
鶏足寺の参道の紅葉は、すごいですよね。
11月になれば、見頃を迎えると思います。
by 風の友 (2016-10-24 22:59)
cyoko1112さんへ
人とお金は寂しがり屋で多い所になびくと言われています。
人は人気のあるところへ、金は大金持ちへとなびき、
格差が広がっていくのだと思われます。
それからすれば、僕らは時流に乗れないはみ出しもの(笑)なんだといえるかも。
by 風の友 (2016-10-24 23:06)
名犬ゴン太の兄さんへ
コレッと言った打開策は思い当たりませんが
はみ出しものが増えることではないでしょうか?
by 風の友 (2016-10-24 23:08)